whiskey (whisky) 名詞 <*wed- 表2>10
=========* 註 *=========
whiskey (スコッチは whisky と綴られることが多い) は、16世紀に借入された usquebaugh が whiskybae に変形され、さらに bae が省略されたものである。
usquebaugh は古アイルランド語の uisce (水)と bethu (生命)に由来する語であるから、ウィスキーは本来は、フランス語の eau de vie
(ブランディ等の蒸留酒)や北欧語の aquavit (蒸留酒の一種)と同じく「生命の水」であるが、いつの間にか「生命」が消えて、ただの「水」になってしまった。
ところで、酒が「生命の水」とされた理由としては、陶酔をおこす力があるからとか、気つけ薬に使われたからとかが考えられている。しかし、
命名のおおもとには「お酒は神様の贈物」という考え ( こじつけ?) があったようである。以下は、新約聖書の中に見られる「生命の水」という表現の例である。
Jesus answered, “Whoever drinks this water will get thirsty again, but whoever drinks the water that I will give him will never be thirsty again. The water that I will give him will become in him a spring which will provide him with life-giving water and give him eternal life.” (John 4-13,14)
“To anyone who is thirsty I will give the right to drink from the spring of the water of life without paying for it.” (Revelation 21-6 )
Come, whoever is thirsty; accept the water of life as a gift, whoever wants it.(Revelation 22-17 )