発音記号一覧    
フォニックスの基本ルール    HOME

多くの英和辞典では、発音を国際音標文字方式で表しています。便利な方式ではありますが、記号の文字を綴り字と混同してしまうという無視できない問題があります。

例えば、 tile (タイル, かわら) の発音を国際音標文字方式で表わすと /taI l/ となり、 tail (尾, 後部) と混同しかねません。 また、 tail には、 tale (話) という同音異義語がありますが、 両方とも発音は国際音標文字方式で表わすと /teI l/ になり、 綴りが teil だと勘違いしそうです。

私たちは、受験生の発音問題対策を考えていたときに、国際音標文字方式では記憶が混乱しそうな母音を、仮名で表示する方式を思いつきました。 日本語の母音と近い音には平仮名、日本語の母音とかなり異なる音には片仮名を使ってみたのです。 フォニックスの基本ルールを理解する橋渡しとして有効だと思うので、今のところこの試みを続けています。 (仮名の記号を使うのは原則として、強いアクセントのある母音に対してです。)