w のあとの a の短音   
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先ず次の語の発音を確認しましょう。



上記の語で a の発音は /æ/ です。これは、「語末が、アクセントのある a + 子音字 の場合、 a の発音 は /æ/ になる 」というフォニックスの ルールに合致しています。しかしこれらは例外的なもので、規則的には、 w のあとの a の短音は /アー/ になります。

表で確認しましょう。a の前に w がない右側の語では、a の発音は /æ/ です。 左側の語は同じような構造なのに、a の前に w があり、発音は /アー/ になります。



表の中の swampwantwash などの a が /アー/ ではなく、イギリス 英語と同様に /オー/ と発音されるのを聞いた人は多いと思います。手持ちのアメリカ英語の辞典でも、 多くが /アー/ と /オー/ を併記していますが、 /オー/ だけを表示している辞典はわずかでした。 話すときには、どちらの音を採用するにしても、口を大きく開けて出す音であることを思い出してください。

なお、 swagger (威張って歩く) の a は /æ/ です。 dagger (短剣), stagger (よろめく) などの a と同じ発音です。

w が、次に来る母音に与える影響については、以下のルールも役に立つものですから、時間があるときに読んでください。






ついでですが w が、次に来る母音の発音を変える現象は or の場合にも現れます。



ただし、 worn ( wear の過去分詞形) の or は、 horn (角) や corn (とうもろこし) の or と同じ音です。


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