更新履歴
更 新 履 歴
サイト開設以降、語源別の表を少しずつ追加しています。
これに合わせて索引 の更新も続けています。
2018年12月16日
この度、当サイトの更新を当分の間停止することに致しました。
メンバー全員が仕事や家庭で、それぞれの新しい状況に対応することになり、これまでと同じように『新英語辞典』に関われなくなってしまいました。全員に共通する大きな問題は家族の介護です。先の予想がつかないことなので、いつになったら以前のような活動ができるか、心もとない思いですが、活動再開の希望は全員が持っております。
更新は止まっておりますが、皆様からのご意見やご感想をお寄せいただければありがたく存じます。
2016年10月30日
dhē(i)-
*
印欧語根 *dhē(i)- (吸う) の表です。female 、fetus 、felicity などがあります。
felicity の直接的な語源であるラテン語felix (幸福な)からは、人名に使われるFelix も生まれました。
Felix は、20世紀の人気アニメで、主人公の猫の名前にもなり、日本でも多くのファンがいたそうです。公式サイトにはfelix History という読み物があり、このキャラクターを創作者から受け継いで「進化」させた、Joe Orioloの来日時の写真も見られます。
fingere 表1
*
ラテン語 fingere- (形作る, 表現する, 想像する) の表1です。fiction 、figment 、effigy などがあります。
fingere 表2
*
表2には、figure 、configure 、transfigure などがあります。
feindre
*
古フランス語feindre- (見せかける)の表です。feign 、feint 、faint などがあります。
filius
*
ラテン語filius (息子)、filia (娘)の表です。filial 、、affiliate などがあります。
2015年12月30日
mat-
*
ゲルマン語根 *mat- (食べる) の表です。mate 、meat 、meaty などがあります。
men- (1) 表1
*
印欧語根 *men- (1) (考える) の表1です。mental 、mention 、comment などがあります。
men- (1) 表2
*
表2には、monitor 、summon 、demonstrate などがあります。
men- (1) 表3
*
表3には、mania 、mentor 、amnesia などがあります。
この表にあるmentor は日本語にも取り入れられていますが、主として職場で、後輩をサポートする先輩社員のことを指す語として使われています。アメリカのmentor は日本のメンターより多様で、たとえば刑務所の囚人に面会して助言するmentor もいるようです。
この夏、朝日新聞の短歌投稿欄で次のような作品を目にしました。
百二歳で逝かれし児玉先生の助言者(メンター)としてのご恩忘れまじ
作者の郷 隼人さんは、アメリカの刑務所に服役中だそうですが、その刑務所を詠った「〈禁散水〉雑草(あらくさ)さえももう生えぬ砂漠と化したソルダッド獄庭」という作品もあります。想像するのさえ恐ろしいような場所ですが、そのなかにいる孤独の人にとって、故国の言葉を話す人が訪れ寄り添ってくれた事はどれほどありがたかったことでしょう。太平洋の向こう側の牢獄から短歌の世界に、「メンター」というカタカナの言葉がもたらされたということにも、感慨を覚えました。
men- (1) 表4
*
表4には、mind 、remind などがあります。
mer- 表1
*
印欧語根 mer- (こすり取る、傷つける、害する) の表1です。smart 、murder などがあります。
mer- 表2
*
ラテン語 mordere (かじる、噛みつく、責め苛む、辛辣に批評する) の表です。mordant 、morsel 、remorse などがあります。
mer- 表3
*
ラテン語 mortarium (材料を混ぜて突き砕くための鉢) の表です。mortar (1)(2)、mortarboard などがあります。
mer- 表4
*
ラテン語 mori (死ぬ)とmors (死)の表です。moribund 、mortal 、mortgage などがあります。
Mousa
*
ギリシャ語 Mousa (ミューズ) の表です。museum 、music 、mosaic などがあります。
prattein
*
ギリシャ語 prattein (実行する) の表です。practice 、practical 、pragmatic などがあります。
reuƏ -
*
印欧語根 *reuƏ - (空間) の表です。ream 、room 、rural などがあります。
この表の原形を作ったのは大分前のことです。知人が、ご両親の体を気づかって、日常使っていた小さな車を、少し大きいトヨタのラウム
に買い換えたのですが、そのとき、「ラウム」はドイツ語で「部屋」のことだと話してくれました。
「ラウム」はきっと英語のroomと同系だと思って早速調べた所、案の定、同一のゲルマン語根から生まれた語だということがわかりました。その時、印欧語根までさかのぼると、roomもラウム(Raum)も、ラテン語系のruralやrusticと「血縁」であることを知りました。
英語以外から来たカタカナ語も、語源を調べてみると思いがけなく英語の語彙を増やせることがあります。英語が、ゲルマン語や印欧語という大きな「言語ファミリー」の一員だからですが、この体験はその典型的なものだと思いました。ちなみに、知人は今でもラウムにご両親を載せて、のどかな「空間」に広がる田舎道を走っています。
2015年3月30日
ko-
*
印欧語根 *ko- (とがらせる) の表です。 cone 、 conifer 、 hone などがあります。
merx 表1
*
ラテン語 *merx (商品) の表1です。 market 、 marketing 、 mart などがあります。
merx 表2
*
表2には、mercantile 、 merchant 、 commerce などがあります。
merx 表3
*
表3には、mercenary 、 mercy 、 merciful などがあります。
wer- (3) 表1
*
印欧語根 *wer- (3) (知覚する、気をつける、用心する) の表1です。 ware 、 wary 、 aware などがあります。
wer- (3) 表2
*
表2には、ward 、 lord 、 steward などがあります。
3. の lord は古英語hlāfweard に由来しますが、その語源的意味は「パンを見張り守る人」です。支配者たる者の資格の根本が、人々を食べさせることにある、という普遍的な原則を示しているのだと思います。なお古英語hlāfは、今日の英語ではloaf です。
6. のsteward の古い意味「執事」に関してですが、DK Eyewitness Books: Medieval Life という本のRunning a manorというページに、主人と話し合うstewardの絵
があります。また、Victorian Domestic Servant Hierarchy and Wagesという記事 では、house stewardについて、“He would not be considered a servant but a professional man like a lawyer.”と書かれています。この記事によると、house stewardの上には、より高給のland stewardがいて、すぐ下には召使の中で最高位にあるbutlerがきます。もしもこんな大貴族のお屋敷物語を翻訳するとしたら、三種の「執事」を区別するために訳語を工夫しなければならないでしょう。ちなみに、「ダウントン・アビー」のカーソンさんはbutlerです。
wer- (3) 表3
*
表3には、warden 、 award 、 reward などがあります。
wer- (3) 表4
*
表4には、guard 、 guardian 、 regard などがあります。
2014年12月13日
dnghu- 表1
*
印欧語根 *dnghu- (舌) の表1です。 tongue と、 tongue を含む語があります。
dnghu- 表2
*
印欧語根 *dnghu- (舌) の表2です。 language 、 linguist 、 monolingual などがあります。
gamos
*
ギリシャ語 gamos (結婚) の表です。 bigamy 、 monogamy 、 polygamy などがあります。
ghreu-
*
印欧語根 *ghreu- (砕く) の表です。 gravel 、 grit 、 gruel などがあります。
lithos
*
ギリシャ語 lithos (石) の表です。 lithium 、 lithograph 、 monolith などがあります。
khroma
*
ギリシャ語 khroma (色) の表です。 chrome 、 chromesome 、 monochrome などがあります。
最後のmonochromeは、「モノクローム」として日本語になっています。最初に「モノクローム」を覚えるときに、この語が、「モノ」と「クローム」に分解され、「モノ」は「モノレール」や「モノローグ」などの「モノ」と同じで「一つ」という意味、と教えてもらった人は多いと思います。しかし、「クローム」の方は、「色」という意味だと習うだけで、クロムメッキのクロムと語源が同じだということまでは習いません。
また、日常生活の至る所にあるクロムメッキ製品の色は「銀白色」ですから、「クロム」が、「色」という意味のギリシャ語に由来すると言われてもピンときません。
しかし少し丁寧に、新元素の発見者が、その化合物の美しく多彩な「色」 に因んで命名したのだと教えられたら、「クロム」と「色」のつながりが納得できます。
この「納得」の効用の第一は、chrom osome「染色 体」が覚えやすくなることでしょう。
日本の中学生は、「染色体」を、光学顕微鏡で観察するためには「染色する」手順が不可欠であるという事実と一緒に習います。
そして、「センショクタイ」ではなく、語源を示す表記「染色体」として習うからこそ、一生この言葉を忘れないのです。
重要単語であるchromosome も同様に、「クロム=色」と関連させて確実に覚えたいものです。
ところで、この辞典は、大学教養程度の英語を学ぶ人のため、という目安で編集していますので、高校生や中学生が独習用に使うのは少し無理があると思います。
しかし、英語の先生方が、必要に応じて内容をかみくだいて説明してくださったら、中高生でも十分に理解できるはずです。
この表との関連で言えば、ご自分が化学で習ったことを思い出しながら、クロムメッキの「銀白色」と、ルビーやエメラルドの色との関係を話し、
「モノクローム」や「染色体」とつなげれば、生徒は興味を持ってくれると思いますし、なかには、化学への興味を掻き立てられる子も出るかもしれません。
語源から単語を覚えるやり方には、語彙が増えるという直接的な効用のほかに、知性が刺激され思わぬ発展を遂げる、という効用もあるのではないでしょうか。
2014年7月28日
angh-
*
印欧語根 *angh- (痛い、苦しい) の表です。 anger 、 anguish 、 anxiety などがあります。
as-
*
印欧語根 *as- (燃える) の表です。 ash 、 ardent 、 arson などがあります。
calx
*
ラテン語calx (石灰石;遊戯盤の小石) の表です。 calcium 、 chalk 、 calculate などがあります。
faber
*
ラテン語faber (職人) の表です。 fabric 、 fabricate 、 forge などがあります。
dhwer- 表1
*
印欧語根 *dhwer- (戸) の表1です。 door 、 indoor 、 outdoor などがあります。
今では日本語にも「アウトドア」や「インドア」が定着していて、「アウトドア派」や「インドア派」という言い方も普通に耳にします。
ですから、英語のoutdoorsyに対応して、indoorsyが使えないか、という疑問を持つ人も多いのではないかと思うのですが、
中国にも同じ疑問 を抱いた人がいました。
dhwer- 表2
*
印欧語根 *dhwer- (戸) の表2です。 foreign 、 forest 、 forfeit などがあります。
mela- 表1
*
印欧語根 *mela- (砕く) の表1です。 meal 、 mill 、 molar などがあります。
10番のmillet は「雑穀」のことです。「雑穀」というと、次の三種が代表格だと思うのですが、これらはすべてmilletです。
アワ=foxtail millet (Italian millet、Hungarian grassとも言う)
キビ=proso millet
ヒエ=Japanese (barnyard) millet
しかし、広辞苑では、「雑穀」は、豆(beans)、蕎麦(buckwheat)、胡麻(sesame)などを含む場合があるとされていて、「雑穀」の範囲を広く取る見方があることを知りました。また最近は、「普通の米」にブレンドして炊くための、様々な「雑穀」が売られるようになり、その中には古代米や麦が入っている時もあります。つまり、日本語の「雑穀」は、英語milletより広範囲の穀物を含む言葉なので、注意が必要です。
さて、この表のmilletから、
Photos of Different Millets
を見られるようにしてありますが、この記事は、The Whole Grains Council という、精白していない穀物の消費を奨励するサイトに掲載されています。
日本でも、長い間「白いご飯」が好まれてきました。今でも、スーパーの棚には精白米のほうが圧倒的に多く、「白米信仰」の根強さを示しています。しかし、大切な栄養素をわざわざ捨てる加工をするのは本当にもったいないことで、玄米や胚芽米を食べる人が増えると良いのに、と常々思っていました。太平洋の向こう側でも、「ペーターのおばあちゃん」(『アルプスの少女』)のように、「白いパン」のほうが好きな人々に対して、穀物を精白せずに全粒粉として使うことを勧める人たちがいるのがわかりました。
それはさておき、英単語milletをご縁に、お米だけでなく、様々な雑穀も食べるようにするのはいかがでしょうか。
雑穀の効果や効能についてはこちら も参考になります。
mela- 表2
*
印欧語根 *mela- (砕く) の表2です。 malleable 、 maul 、 mall などがあります。
2014年3月22日
ne- 表1
*
印欧語根 ne (...でない) の表1です。 naughty 、 none 、 nothing などがあります。
ne- 表2
*
ラテン語 ne (...でない) の表2です。 neuter 、 nice 、 nullify などがあります。
ne- 表3
*
ラテン語 negare (否定する) の表です。 negative 、 deny 、 renege などがあります。
pax 表1
*
ラテン語 pax (平和、平成) の表1です。 peace 、 appease 、 pacify などがあります。
pax 表2
*
中世ラテン語 pacare (支払う) の表です。 pay 、 payoff 、 repay などがあります。
pangere
*
ラテン語 pangere (打ち込む) の表です。 compact 、 impinge 、 impact などがあります。
palus
*
ラテン語 palus (杭) の表です。 pole 、 impale 、 travel などがあります。
impaleを、「重要度の高い語」としている英和辞典はないようですが、アメリカの高校生用の辞典には収録されています。
なお、'I Was Impaled'という番組が、こちら から見られます。
2013年12月15日
久しぶりの更新です。以下の表を追加しました。
活動の時間がだいぶ制約されるようになりましたが、あきらめずに続けていくつもりでおります。よろしくお願いします。
ante 表1
*
ラテン語 ante (前) の表1です。 ancient 、 ancestor 、 anticipate などがあります。
ante 表2
*
ラテン語 ante (前) の表2です。 advance 、 advantage 、 vanguard などがあります。
antiquus
*
ラテン語 antiquus (古い、古代の) の表です。 antics 、 antique 、 antiquity などがあります。
debere
*
ラテン語 debere (負っている、支払う義務がある) の表です。 debit 、 debt 、 duty などがあります。
legare
*
ラテン語 legare (代表(使節)として派遣する、使節の権利を与える、遺言で与える) の表です。 legacy 、 colleague 、 college などがあります。
leg- 表1
*
印欧語根 leg (集める) の表1です。 lecture 、 legend 、 collect などがあります。
2012年12月18日
まぎ単 (まぎらわしい英単語) に以下を追加しました。
banish , vanish
bat (1), bat (2), vat
bland , brand
collaborate , corroborate
pray , prey
裏技的英単語暗記法 にも少し追加がありますのでご覧ください。
ところで最近、映画 『慕情』 の原作者ハン・スーインさんの死去が報道されました。映画は見たことがないのですが、あるときから、 「慕情」 と
いう邦題を耳にするたびに、漢点字のことを考えるようになりました。 「あるとき」 というのは、カナ点字しか知らないために、お経を読むように
言葉を暗記するしかなかった盲目の鍼灸師岡田健嗣さんが、漢字がわかるようになった喜びを、 「すべてが白黒から極彩色に変わったよう」 だと
話されている新聞記事
を読んだときです。周囲の大人が 「ボジョウはいい映画だ」 と話すのを聞いても、 「ボジョウ」 の意味がわからなかった、のちに
漢点字を覚えて、はじめて 「ボジョウも、そうか慕うに情けだったのか」 と理解できるようになったというのです。
漢点字は、六つの点で一つの文字を構成するカナ点字に対して、八つの点からなる一マス、あるいはこの組合わせで漢字を表せるようにし
たものです。戦後まもなく、偶然盲学校に赴任した川上泰一さんが、生徒たちが漢字を習わないことに驚き、その理不尽を解消しようと大変な
苦労の末に完成させました。 「盲人と文字 -漢点字の世界-」 を
読むと、川上さんが、 「漢点字」 という誰もが不可能だ
と思うような発明を成し遂げただけでなく、 「盲人に漢字まで教える必要はない」 という偏見とも戦わなければならなかったことが分かります。盲学校
では、カナ点字を早く読ませることが唯一の教育目標で、 「速読みテスト」 が全国的に流行していたという記述は、 「言葉は母語であろうと外国語で
あろうと、意味を理解して考えながら覚えるのが基本」 と信じる私たちにとって、余りにも衝撃的でした。
「慕情」が 「慕うに情け」 と 「語源分解」 されるように、多くの英単語も、意味のある要素に分解されます。これを無視して英単語を丸暗記させる
のは、仮名文字だけで日本語を教えるのと同じことで、また、 「子供に語源まで教える必要はない」 というのは、 「盲人は漢字まで習う必要はない」 と
いうのと同じ理不尽です。川上さんが、盲人教育の素人でありながら画期的な点字を考案されたように、私たちも英語の素人でありながら、新規の英和
辞典の制作に着手することになりました。おこがましいようですが、素人だからこそ従来の方法に疑問を抱き、新しいものを作り出そうと考えたという点
において、私達はこの偉大な先達と同じなのだと思っています。
メンバー全員が、親や祖父母の介護という問題をかかえるようになり、サイトの更新もままならない状態が続いていますが、気長に見守っていただけた
ら幸いです。また、引き続き皆様のご意見やご感想をお待ち申し上げておりますので、よろしくお願いいたします。
2012年8月5日
clamare
*
ラテン語 clamare (叫ぶ) の表です。 claim 、 declaim 、 proclaim などがあります。
clarus
*
ラテン語 clarus (明るい, 明白な) の表です。 clear 、 clairvoyant 、 declare などがあります。
concilium
*
ラテン語 concilium (集会) の表です。 conciliate 、 council 、 reconcile などがあります。
magh- 表1
*
印欧語根 *magh- (力がある) の表1です。 main 、 may 、 might などがあります。
magh- 表2
*
印欧語根 *magh- (力がある) の表2です。 machinations 、 machine 、 mechanic などがあります。
maturus
*
ラテン語 maturus (熟した) の表です。 mature 、 immature 、 premature などがあります。
wes-
*
印欧語根 *wes- (衣服を着せる) の表です。 wear 、 vest 、 invest などがあります。
2012年5月27日
del- 表1
*
印欧語根 *del- (長い) の表1です。 length 、 long 、 along などがあります。
del- 表2
*
表2には、 longevity 、 elongate 、 prolong などがあります。
demƏ -
*
印欧語根 *demƏ - (強いる) の表です。 tame 、 daunt 、 diamond などがあります。
dolere
*
ラテン語 dolere (痛む, 苦しむ, 悲しむ) の表です。 doleful 、 condolence 、 indolence などがあります。
fidere
*
ラテン語 fidere (信頼する) の表です。 fiancé 、 affidavit 、 confident などがあります。
fides
*
ラテン語 fides (信頼) の表です。 faith 、 fidelity 、 infidelity などがあります。
foedus
*
ラテン語 foedus (同盟) の表です。 federal 、 federation 、 confederation などがあります。
ghrebh-
*
印欧語根 *ghrebh- (掘る) の表です。 grave (墓)、 engrave 、 grub などがあります。
gravis
*
ラテン語 gravis (重い) の表です。 grave (重要な)、 gravity 、 grieve などがあります。
libra
*
ラテン語 libra (天秤, 水準器) の表です。 level 、 deliberate 、 equilibrium などがあります。
teuƏ - 表1
*
印欧語根 *teuƏ - (ふくらむ) の表1です。 thigh 、 thousand 、 thumb などがあります。
teuƏ - 表2
*
表2には、 tomb 、 tuberculin 、 tumor などがあります。
2012年3月25日
custome
*
古フランス語 custome (慣習) の表です。 custom 、 accustom 、 costume などがあります。
lat-
*
ラテン語 lat- (運ぶ) の表です。 collate 、 legislate 、 translate などがあります。
manere
*
ラテン語 manere (同じところにとどまる) の表です。 manor 、 permanent 、 remain などがあります。
sidus
*
ラテン語 sidus (星) の表です。 consider 、 desire などがあります。
suadere
*
ラテン語 suadere (説得する) の表です。 dissuade 、 persuade などがあります。
temptare
*
ラテン語 temptare (説得する) の表です。 tempt 、 attempt 、 tentative などがあります。
terrere
*
ラテン語 terrere (恐れさせる) の表です。 terrible 、 terror 、 deter などがあります。
tremere
*
ラテン語 tremere (震える) の表です。 tremble 、 tremendous 、 tremor などがあります。
メンバー全員が、それぞれの本業で多忙な時期に入り、 『新英語辞典』 制作チームとしての活動時間もずいぶん少なくなってしまいました。サイトの更新も
滞りがちになりますが、引き続きお暇な折々にご覧いただけたら幸いです。
2011年10月30日
facilis
*
ラテン語 facilis (容易な, 巧みな) の表です。 facility 、 faculty 、 difficult などがあります。
mittere 表1
*
ラテン語 mittere (送る, 投げる) の表1です。 mass (2)、 message 、 mission などがあります。
mittere 表2
*
表2には、 admit 、 permit 、 transmit などがあります。
moles
*
ラテン語 moles (大きなかたまり) の表です。 molecule 、 mole (3)、 demolish などがあります。
od-
*
印欧語根 *od- (においがする) の表です。 odor 、 deodorant 、 ozone などがあります。
petƏ - 表1
*
印欧語根 *petƏ - (広げる) の表1です。 fathom 、 patent 、 expand などがあります。
petƏ - 表2
*
表2には、 pace 、 pass 、 surpass などがあります。
populus 表1
*
ラテン語 populus (人々, 国民, 民族) の表1です。 people 、 popular 、 depopulate などがあります。
populus 表2
*
表2には、 public 、 publish 、 republic などがあります。
prōtos
*
ギリシャ語 prōtos (最初の, 基本的な) の表です。 protein 、 proton 、 prototype などがあります。
rēd- 表1
*
印欧語根 rēd- (ひっかく, かじる) の表1です。 rash (1)、 razor 、 erase などがあります。
rēd- 表2
*
表2には、 rodent 、 corrode 、 erode などがあります。
spirare
*
ラテン語 spirare (呼吸する, 生きている, 神の息吹を吸う, 霊感を受ける) の表です。 spirit 、 expire 、 perspiration などがあります。
steip-
*
印欧語根 *steip- (圧縮する) の表です。 stiff や constipation などがあります。
ster- (3) 表1
*
印欧語根 *ster- (3) (かたい) の表1です。 starch 、 stern (2)、 strut などがあります。
ster- (3) 表2
*
表2には、 stereophonic 、 stereotype (2)、 torpedo などがあります。
ster- (3) 表3
*
表3には、 start 、 restart 、 startle などがあります。
strenk-
*
印欧語根 *strenk- (引き締まった) の表です。 strangle 、 string 、 strong などがあります。
tupos
*
ギリシャ語 tupos (型) の表です。 type 、 archetype 、 stereotype などがあります。
2011年9月25日
augere 表1
*
ラテン語 augere (上げる, 増やす, 高める, 助長する, 助ける) の表1です。 auction 、 augment 、 auxiliary などがあります。
augere 表2
*
表2には、 author 、 authority 、 authorize などがあります。
bassus
*
後期ラテン語 bassus (低い) の表です。 base 、 abase 、 debase などがあります。
bhau-
*
印欧語根 *bhau- (打つ, 突く) の表です。 beat 、 button 、 refute などがあります。
carus
*
ラテン語 carus (大切な, かわいい) の表です。 caress 、 charity 、 cherish などがあります。
kan- 表1
*
印欧語根 *kan- (歌う) の表1で、ラテン語 cantare (歌う) の表です。 cant 、 chant 、 enchant などがあります。
kan- 表2
*
表2には、 charm 、 accent 、 incentive などがあります。
kaput- 表1
*
印欧語根 *kaput- (頭) の表1で、ラテン語 caput (頭) の表です。 cap 、 capital 、 cattle などがあります。
kaput- 表2
*
表2には、 corporal 、 biceps 、 precipitation などがあります。
kaput- 表3
*
表3には、 chapter 、 achieve 、 mischief などがあります。
kaput- 表4
*
表4には、 head 、 behead 、 forehead などがあります。
reu-
*
印欧語根 *reu- (うなる) の表です。 raucous 、 riot 、 roar などがあります。
reudh- 表1
*
印欧語根 *reudh- (赤い) の表1です。 red 、 ruddy 、 rust などがあります。
reudh- 表2
*
表2には、 ruby 、 robust 、 corroborate などがあります。
rigere
*
ラテン語 rigere (硬直している) の表です。 rigid や rigor などがあります。
(s)keu- 表1
*
印欧語根 *(s)keu- (おおう) の表1です。 scum 、 skim 、 obscure などがあります。
(s)keu- 表2
*
表2には、 hide 、 hoard 、 hose などがあります。
skeubh-
*
印欧語根 *skeubh- (押す, 突く) の表です。 shove 、 shovel 、 shuffle などがあります。
ster- (4)
*
印欧語根 *ster- (盗む) の表です。 steal や stealth などがあります。
2011年8月26日
去る8月20日に、山岡洋一先生が急逝されました。翻訳家として高名の方ですが、私たちが先生の作に初めて接したのは、『英単語のあぶない常識』(筑摩新書)
でした。この本は、いくつかの英単語について、既成の英和辞典などの訳語を比較検討するもので、翻訳家がどれほど深く考えながら仕事をするのかを教えられました。
あるとき思い切って、この本や『翻訳訳語辞典』から学ばせて頂けることについて、感謝の思いをお伝えし、私たちTDBRの企画もお知らせしました。先生が、私たちの
サイトを時々ご覧になり、少しずつ充実していくことを楽しみにしているとおっしゃってくださったことは、先の見えない作業を細々と続けている者にとって何より
の励ましでした。
先生は最近の『翻訳通信』に、「翻訳という職業で生計をたて、子供が独立したのだから、翻訳者を教育することで社会に恩返しをするのは、当然のことだと考えて
いる。」と書かれ、日英の名訳パラレル・コーパスの構築にも着手されたところでした。翻訳者や翻訳研究者たちに寄与したいという熱い思いがおありだったのだと
思います。それなのに、六十二歳の若さで何ということでしょう。残酷としか言いようのない突然の出来事に、私たちは言葉を失っております。
継続が大切、長く続けなさいという先生の言葉を支えに、今後も前へ向かって少しずつ進んで行こうと、あらためて話し合いました。皆様には引き続きこのサイトを
見守っていただけたら幸いです。
2011年8月6日
amicus
*
ラテン語 amicus (友人) の表です。 amiable 、 amicable 、 enemy などがあります。
appellare
*
ラテン語 appellare (訴える) の表です。 appeal 、 peal 、 repeal などがあります。
arcus
*
ラテン語 arcus (弓) の表です。 arc 、 arch 、 archery などがあります。
au- 表1
*
印欧語根 *au- (知覚する) の表1で、ラテン語 audire (聞く) の表です。 audience 、 audit 、 obey などがあります。
au- 表2
*
印欧語根 *au- (知覚する) の表2は、ギリシャ語 aisthanesthai (知覚する) の表です。 aesthetic 、 anesthesia などがあります。
ghai-
*
印欧語根 *ghai- (あくびする, 口を大きく開ける) の表です。 chasm 、 gap 、 yawn などがあります。
hind-
*
ゲルマン語根 *hind- (後ろに) の表です。 hind 、 hinder 、 behind などがあります。
jacere
*
ラテン語 jacere (投げる) の表です。 jet 、 object 、 subject などがあります。
lendh-
*
印欧語根 *lendh- (広々とした土地) の表です。 land 、 landscape 、 lawn などがあります。
nas-
*
印欧語根 *nas- (鼻) の表です。 nasal 、 nose 、 nuzzle などがあります。
pellere 表1
*
ラテン語 pellere (打つ, 押し動かす) の表1です。 pelt 、 pulse 、 push などがあります。
pellere 表2
*
ラテン語 pellere (打つ, 押し動かす) の表2です。 compel 、 impel 、 repel などがあります。
polire
*
ラテン語 polire (磨く, 洗練する) の表です。 polish 、 polite などがあります。
ret- 表1
*
印欧語根 *ret- (回転する) の表1で、ラテン語 rota (車輪, 輪) の表です。 roll 、 rotate 、 control などがあります。
ret- 表2
*
表2は、ラテン語 rotundus (丸い, 円形の, 球形の) の表です。 round 、 around 、 prune などがあります。
vellere
*
ラテン語 vellere (引く) の表です。 convulsion 、 revulsion などがあります。
2011年6月18日
語源別一覧表のほかに、 『マギタン』 と 『フォニックス』 を追加しました。 『マギタン』 というのは、綴りや発音が同じだったり似ていたり
する 「紛らわしい単語」 をまとめたものです。 『フォニックス』 には、母音の読み方についての基本的なルールを入れました。
私たちの出発点である大学受験生向けの単語力養成教材の中に、
sight (光景) と site (用地)、
adapt (順応する) と adopt (...を採用する)、
chip (かけら) と tip (先端) と tip (心づけ, チップ)、
など、受験生泣かせの 「紛らわしい単語」 を集めた資料がありました。数年前から、これを書き改める作業を続けてきましたが、ある程度の量になったので掲載
することにしました。 『フォニックス』 も、原型は受験生用の発音問題対策資料で、両方とも起源になったのは、 「英単語を覚えるには繰り返ししか
ないの?」 という、英語嫌いの高校生S君の問いです。
マギタン
フォニックス
carrus
*
ラテン語 carrus (荷馬車) の表です。 car 、 carry 、 charge などがあります。
cavere
*
ラテン語 cavere (用心する) の表です。 caution 、 precaution などがあります。
currere 表1
*
ラテン語 currere (走る) の表1です。 corridor 、 current 、 excursion などがあります。
currere 表2
*
表2には、 course 、 discourse 、 recourse などがあります。
currere 表3
*
表3には、 concur 、 occur 、 recur などがあります。
klei- 表1
*
印欧語根 *klei- (傾く, 傾ける) の表1です。 climate 、 climax 、 clinic などがあります。
klei- 表2
*
表2には、 decline 、 incline 、 recline などがあります。
klei- 表3
*
表3には、 ladder 、 lean 、 lid などがあります。
numerus
*
ラテン語 numerus (数) の表です。 number 、 numerate 、 innumerable などがあります。
treud- 表1
*
印欧語根 *treud- (押し込む) の表1です。abstruse 、 intrude 、 protrude などがあります。
treud- 表2
*
表2は、ラテン語 trudere (押す) の表です。threat 、 thrust などがあります。
2011年5月22日
cavus
*
ラテン語 cavus (穴, くぼみ) の表です。 cave 、 concave 、 excavate などがあります。
dek- 表1
*
印欧語根 *dek- (受け入れる) の表です。表1は、「受け入れられる=ふさわしい」が原義の語で、decent 、 decorum 、 decorate などがあります。
dek- 表2
*
表2は、ラテン語 dignus (価値のある, 尊ぶべき, 立派な) の表です。 dainty 、 indignant 、 dignify などがあります。
dek- 表3
*
表3は、ラテン語 docere (教える, 示す) の表です。 docile 、 ddctor 、 document などがあります。
dek- 表4
*
表4は、ギリシャ語 dokein (考える, 信じる) の表です。dogma 、 orthodox 、 paradox などがあります。
forma 表1
*
ラテン語 forma (形, 種類) の表です。表1には、form 、 formal 、 formulate などがあります。
forma 表2
*
表2には、conform 、 inform 、 transform などがあります。
gleubh-
*
印欧語根 *gleubh- (切る, 裂く) の表です。cleave 、 cleft 、 hieroglyph などがあります。
kerd- 表1
*
印欧語根 *kerd- (心臓, 心) の表です。表1は、heart とその関連語で、hearten 、 heartbreak 、 heartland などがあります。
kerd- 表2
*
表2は、ラテン語 cor (心臓, 心) の表で、cordial 、 courage 、 record などがあります。
kerd- 表3
*
表3は、ラテン語 credere (信じる, 信用する, 貸す) の表で、credit 、 creed 、 grant などがあります。
kes-
*
印欧語根 *kes- (切る) の表です。 castle 、 castrate 、 castigate などがあります。
leugh-
*
印欧語根 *leugh- (嘘をつく) の表です。 lie 、 belie 、 warlock などがあります。
menda
*
ラテン語 menda (欠点, 過失) の表です。 emend 、 amend 、 mend などがあります。
2011年3月20日
firmus
*
ラテン語 firmus (堅固な, しっかりした) の表です。 firm 、 confirm 、 farm などがあります。
lex
*
ラテン語 lex (法律) の表です。 legal 、 loyal 、 privilege などがあります。
pingere
*
ラテン語 pingere (絵を描く, 塗る) の表です。 paint 、 picture 、 depict などがあります。
quies
*
ラテン語 quiess (休止, 平静) の表です。 quiet 、 quit 、 tranquil などがあります。
sapere
*
ラテン語 sapere (味がある; 感じる, わかる; 賢い) の表です。 sage 、 savor 、 savvy などがあります。
scandere 表1
*
ラテン語 scandere (のぼる) の表1です。 scan 、 ascend 、 transcend などがあります。
scandere 表2
*
ラテン語 scandere (のぼる) の表2です。 scale 、 escalator 、 escalate などがあります。
unguere
*
ラテン語 unguere (油を塗る) の表です。 ointment 、 unction 、 anoint などがあります。
2011年2月20日
bhel- (1) 表1
*
印欧語根 *bhel- (1) (輝く) の表を作り直しました。表1には black 、 blaze 、 blush などがあります。
bhel- (1) 表2
*
表2には blanch 、 blank 、 blanket などがあります。
bhel- (1) 表3
*
表3には flamboyant 、 flame 、 flamingo などがあります。
bhel- (1) 表4
*
表4には flagrant 、 fulminate 、 phlegm などがあります。
bhel- (1) 表5
*
表5には blind 、 blindly 、 blindfold などがあります。
horrere
*
ラテン語 horrere (身震いする, 恐れる) の表です。 horror 、 horrify 、 abhor などがあります。
ligare
*
ラテン語 ligare (結ぶ) の表です。 league 、 ally 、 rely などがあります。
privus
*
ラテン語 privus (単独の, 個人の) の表です。 deprive 、 private 、 privilege などがあります。
seuƏ -
*
印欧語根*seuƏ - (液体を吸う) の表です。 sip 、 soup 、 suck などがあります。
(s)lēg-
*
印欧語根*(s)lēg- (ゆるんだ, 無気力な) の表です。 slack 、 lease 、 languid などがあります。
teks- 表1
*
印欧語根 *teks- (織る, 編む, 組み立てる) の表1です。 text 、 context 、 pretext などがあります。
teks- 表2
*
表2にはギリシャ語起源の語を集めました。 technical 、 tectonics 、 architecture などがあります。
tingere
*
ラテン語 tingere (染める, よごす) の表です。 taint 、 tint 、 stain などがあります。
2011年1月1日
bhlē- 表1
*
印欧語根 *bhlē- (吹く) の表1です。 bladder 、 blast 、 blow などがあります。
bhlē- 表2
*
表2は、ラテン語 flare (吹く) の表です。 flatulent 、 inflate 、 deflate などがあります。
bhrāter-
*
印欧語根 *bhrāter- (兄弟, 男の親族) の表です。 brother 、 fraternal 、 pal などがあります。
kreuƏ -
*
印欧語根 *kreuƏ - (兄弟, 男の親族) の表です。 raw 、 crude 、 pancreas などがあります。
memor
*
ラテン語 memor (記憶している) の表です。 memoir 、 commemorate 、 remember などがあります。
miscere
*
ラテン語 miscere (混ぜる) の表です。 meddler 、 mix 、 promiscuous などがあります。
ōidē
*
ギリシャ語 ōidē (歌, 詩) の表です。 ode 、 comedy 、 tragedy などがあります。
pungere
*
ラテン語 pungere (突き刺す) の表です。 poignant 、 pounce 、 puncture などがあります。
sak- 表1
*
印欧語根 *sak- (神聖にする) の表1で、ラテン語 sacer (神聖な) に由来する語を集めたものです。 sacred 、 consecrate 、 sacreifice などがあります。
sak- 表2
*
表2は、ラテン語 sanctus (神聖な) の表です。 saint 、 sanction 、 sanctuary などがあります。
talea
*
ラテン語 talea (切り取った枝, 棒) の表です。 tailor 、 detail 、 retail などがあります。
2010年11月21日
deru-, dreu-
*
印欧語根 *deru- , *dreu- (強固な; 木) の表です。 dour 、 true 、 tree などがあります。
gher- 表1
*
印欧語根 *gher- (...を囲む) の表1です。 garden 、 gird 、 yard などがあります。
gher- 表2
*
印欧語根 *gher- (...を囲む) の表2です。 court 、 curtsy 、 curtain などがあります。
gher- 表3
*
表3はギリシャ語 khoros (円舞, 群舞; 合唱舞踊隊) の表です。 carol 、 chorus 、 choir などがあります。
gheu- 表1
*
印欧語根 *gheu- (注ぐ) の表1です。 geyser 、 gush 、 gut などがあります。
gheu- 表2
*
印欧語根 *gheu- (注ぐ) の表2です。 fondue 、 confuse 、 transfuse などがあります。
ned-
*
印欧語根 *ned- (結ぶ, 結びつける) の表です。 net 、 annex 、 connect などがあります。
newo-
*
印欧語根 *newo- (新しい) の表です。 new 、 novel 、 renovate などがあります。
nogw-
*
印欧語根 *nogw- (裸の) の表です。 naked 、 nude 、 gymnasium などがあります。
senex
*
ラテン語 senex (老人, 年老いた) の表です。 senate 、 senior 、 surly などがあります。
(s)tenƏ - 表1
*
印欧語根 *(s)tenƏ - (雷が鳴る) の表1です。 thunder 、 thunderstruck 、 Thursday などがあります。
(s)tenƏ - 表2
*
印欧語根 *(s)tenƏ - (雷が鳴る) の表2です。 ラテン語 tonare (雷が鳴る) を
語源とする tornado 、 astonish 、 detonate などがあります。
trahere 表1
*
ラテン語 trahere (引く) の表1です。 tract (1)、 trail 、 train などがあります。
trahere 表2
*
ラテン語 trahere (引く) の表2です。 attract 、 extract 、 subtract などがあります。
trahere 表3
*
表3は、ラテン語 tractare (取り扱う) の表です。 tract (2)、 treat 、 treaty などがあります。
2010年10月31日
crux
*
ラテン語 crux (十字架) の表です。 crucial 、 cross 、 cruise などがあります。
dent-
*
印欧語根 *dent- (歯) の表です。 tooth 、 dentist 、 trident などがあります。
figere
*
ラテン語 figere (取り付ける, 固定する) の表です。 fix 、 affix 、 transfix などがあります。
fortis 表1
*
ラテン語 fortis (強い) の表1です。 fort 、 confort 、 effort などがあります。
fortis 表2
*
ラテン語 fortis (強い) の表2です。 force 、 enforce 、 reinforce などがあります。
frangere
*
ラテン語 frangere (砕く, こわす, 割る, 折る) の表です。 fraction 、 fragment 、 refract などがあります。
frons
*
ラテン語 frons (前面; 額) の表です。 front 、 affront 、 confront などがあります。
gaudere
*
ラテン語 gaudere (喜ぶ) の表です。 gaudy 、 joy 、 rejoice などがあります。
jus 表1
*
ラテン語 jus (法, 正義) の表1です。 jurist 、 conjure 、 injure などがあります。
jus 表2
*
表2は、ラテン語 justus (公正な, 道理のある, 当然の) の表です。 just 、 unjust 、 justify などがあります。
jus 表3
*
表3は、ラテン語 justus (裁く人, 判定する人) の表です。 judge 、 judicial 、 prejudice などがあります。
testis 表1
*
ラテン語 testis (証人) の表1です。 testament 、 testify 、 testis などがあります。
testis 表2
*
ラテン語 testis (証人) の表2です。 attest 、 contest 、 protest などがあります。
2010年9月19日
battuere
*
ラテン語 battuere (打つ) の表です。 batter 、 combat 、 debate などがあります。
bhā- (1) 表1
*
印欧語根 *bhā- (1) (光る) の表1です。 phosphorus 、 photograph 、 photon などがあります。
bhā- (1) 表2
*
表2は、ギリシャ語 phainein (光る, 見える, 現れる) の表です。fantasy 、 phase 、 emphasize などがあります。
bhā- (2) 表1
*
印欧語根 *bhā- (2) (話す) の表1です。 fable 、 fate 、 fairy などがあります。
bhā- (2) 表2
*
表2は、ラテン語 fama (評判, 名声) の表です。 fame 、 defame 、 infamy などがあります。
bhā- (2) 表3
*
表3は、ラテン語 fateri (認める, 公言する) の表です。 confess 、 profess 、 professor などがあります。
bhā- (2) 表4
*
表4は、ギリシャ語 phanai (話す) と phēmē (話, 言葉) の表です。 prophe 、 euphemism 、 blame などがあります。
bhā- (2) 表5
*
表5は、ギリシャ語 pōnē (音, 声) の表です。 phone 、 anthem 、 symphony などがあります。
bhā- (2) 表6
*
表6は、ゲルマン祖語 *bannan (公言する, 布告する) の表です。 ban 、 banish 、 abandon などがあります。
bhendh-
*
印欧語根 *bhendh- (縛る) の表です。 band 、 bend 、 bond などがあります。
errare
*
ラテン語 errare (迷い歩く, 誤る) の表です。 erratic 、 aberrant 、 error などがあります。
eu-
*
ギリシャ eu- (良いこと) の表です。 eulogy 、 euphoria 、 evangelism などがあります。
gras-
*
印欧語根 *gras- (むさぼり食う) の表です。 gangrene 、 gastritis 、 gastronomy などがあります。
kailo-
*
印欧語根 *kailo- (傷のない, 全体の) の表です。 hallow 、 health 、 whole などがあります。
mel-
*
印欧語根 *mel- (やわらかい) の表です。 malt 、 melt 、 mollusk などがあります。
tem-
*
印欧語根 *tem- (切る) の表です。 tome 、 emtomology 、 contemplate などがあります。
2010年7月18日
fluere 表1
*
ラテン語 fluere (流れる) の表1です。 fluctuate 、 fluid 、 fluorescent などがあります。
fluere 表2
*
ラテン語 fluere (流れる) の表2です。 fluency 、 affluent 、 influence などがあります。
insula
*
ラテン語 insula (島) の表です。 insular 、 insuline 、 isolate などがあります。
pathos
*
ギリシャ語 pathos (身の上にふりかかること) の表です。 pathetic 、 pathogen 、 sympathy などがあります。
pendere 表1
*
ラテン語 pendere (ぶら下げる, 支払う) の表1です。 pendant 、 pendulum 、 pension などがあります。
pendere 表2
*
ラテン語 pendere (ぶら下げる, 支払う) の表2です。 depend 、 expend 、 suspend などがあります。
pendere 表3
*
ラテン語 pendere (ぶら下げる, 重さをはかる, 熟考する) の表3です。 pansy 、 compensate 、 dispense などがあります。
pondus
*
ラテン語 pondus (重さ) の表です。 ponder 、 preponderate などがあります。
spinnan
*
ゲルマン祖語 *spinnan (糸を紡ぐ) の表です。 spider 、 spin 、 spindle などがあります。
ster- (1) 表1
*
印欧語根 *ster- (1) (広げる) の表1です。 strain 、 straw 、 strategy などがあります。
ster- (1) 表2
*
表2は、ラテン語 strenere (地上に広げる, まき散らす, おおう) の表です。 stratum 、 street 、 prostrate などがあります。
ster- (1) 表3
*
表3は、ラテン語 struere (積み重ねる) の表です。 structure 、 construct 、 instruct などがあります。
ster- (1) 表4
*
表4は、ラテン語 industrius (勤勉な) の表です。 industrial 、 industrious 、 industrialize などがあります。
2010年6月27日
ed-
*
印欧語根 *ed- (食べる) の表です。 eat 、 etch 、 obese などがあります。
facies
*
ラテン語 facies (外観, 顔) の表です。 face 、 deface 、 surface などがあります。
reri
*
ラテン語 reri (考える) の表です。 rate 、 ration 、 reason などがあります。
salire
*
ラテン語 salire (跳ぶ) の表です。 assail 、 insult 、 result などがあります。
sē-
*
印欧語根 *sē- (種をまく) の表です。 seed 、 sow 、 inseminate などがあります。
similis
*
ラテン語 similis (同様の, 同類の, 似た) の表です。 similar 、 dissemble 、 resemble などがあります。
simul
*
ラテン語 simul (同時に, 一緒に) の表です。 simultaneous 、 assemble 、 ensemble などがあります。
tithenai
*
ギリシャ語 tithenai (置く) の表です。 theme 、 hypothesis 、 synthesis などがあります。
(s)uper 表1
*
印欧語根 *(s)upper (...の上に, ...を超えて) の表1です。 hyper 、 over 、 super などがあります。
(s)uper 表2
*
印欧語根 *(s)upper (...の上に, ...を超えて) の表2です。 sum 、 summarize 、 consummate などがあります。
2010年5月16日
filum
*
ラテン語 filum (糸) の表です。 filament 、 filigree 、 profile などがあります。
haim-
*
ゲルマン語根 *haim- (home) の表です。
この表の中の二語をきっかけに、子供のときに読んだ二冊の本を読み直しました。
まず、2.haunt から、“The Haunted Palace”が歌われる『アッシャー家の崩壊』。わざわいが攻めてくるまでは、緑の森の中に燦然と
輝いていた「ルビーと真珠」のお城、という視覚的な記憶が強く残っていました。今回いくつかの解説を参照し、この palace を「狂った人」の
暗喩だとする見方があることを知りました。私が読んだ名作集では、“The Haunted Palace” は「幽霊宮」(谷崎精二訳)でしたが、
加島祥造編『ポー詩集』では「狂える城」です。訳者はこれを「意訳」と断っていま
すが、それは、この詩が「ポーの精神的自画像であった」という理由によるようです。
二冊目は『小公女』です。6.home から、意地悪なミンチン先生がやり込められる「痛快な」場面を二つ思い出しました。
両方とも、ミンチン先生が、自分の経営する寄宿学校を「家」と呼んだことがきっかけになっています。
この「家」がhomeなのかhouseなのか、原文を調べました。主人公のセーラが、「『家』を与えている私に感謝せよ」と言われて、
先生が与えているのは『家』ではないと反論する場面 (pp. 86-88)と、ずっとあとになって再び、「あなたが『家』と呼ぶものは、セーラが戻るべき『家』ではない」と皮肉られる場面 (pp. 228-230)です。
ちなみに、私の母や叔母が読んだ古い本では、この「家(家庭?)」に「ホーム」というルビがついていたそうです。
そのため、「ホーム」という言葉を、「寝泊まりする場所」という意味でも使う人と、寝泊まりするだけの場所を「ホーム」とは言わないと主張する人がいることがわかり、とても印象深かったとのことでした。
古い翻訳の例をこちら で(57コマ)見ることができます。
(h)umere, (h)umor
*
ラテン語 (h)umere (湿っている)と (h)umor (液体)の表です。 humectant 、 humidity 、 humor などがあります。
meu-
*
印欧語根 *meu- (濡れている) の表です。 mire 、 moss 、 mud などがあります。
reub-, reup- 表1
*
印欧語根 *reub- , *reup- (奪う) の表1です。 rip 、 rob 、 loot などがあります。
reub-, reup- 表2
*
表2は、ラテン語 rumpere (壊す)の表です。 rupture 、 corrupt 、 interrupt などがあります。
servus
*
ラテン語 servus (奴隷) の表です。 serve 、 service 、 deserve などがあります。
sonus
*
ラテン語 sonus (音, 響き) の表です。 sonata 、 consonant 、 unison などがあります。
(s)teg- 表1
*
印欧語根 *(s)teg- (おおう) の表1です。 thatch 、 deck 、 tile などがあります。
(s)teg- 表2
*
表2は、ラテン語 tegere (覆う)の表です。 toga 、 detect 、 protect などがあります。
vis 表1
*
ラテン語 vis (力) の表1です。 vim 、 violate 、 violent などがあります。
vis 表2
*
ラテン語 vis (力) の表2です。 vindicate 、 avenge 、 revenge などがあります。
wel- (2) 表1
*
印欧語根 *wel- (2) (回る, 転がる, 巻く) の表1です。 wallow 、 well 、 helix などがあります。
wel- (2) 表2
*
表2は、ラテン語 volvere (曲線を描く, 巻く, 転がす) の表です。 vault (1) (2)、 volume などがあります。
wel- (2) 表3
*
表3は、ラテン語 volvere (曲線を描く, 巻く, 転がす) の後半です。 convolution 、 evolution 、 revolution などがあります。
wrād
*
印欧語根 *wrād (根, 枝) の表です。 root 、 radical 、 ramification などがあります。
2010年4月25日
ger- 表1
*
印欧語根 *ger- (曲がった) の表1です。
cramp (1)、 curl 、 grape などがあります。
ger- 表2
*
表2には cramp (2)、 cringe 、 crinkle などがあります。
ger- 表3
*
表3には creep 、 cripple などがあります。
granum
*
ラテン語 granum (穀物の粒, 粒, 種) の表です。 grain 、 garnet 、 grenade などがあります。
greg-, grex
*
ラテン語 greg- , grex (群) の表です。 gregarious 、 aggregate 、 segregate などがあります。
kwetwer- 表1
*
印欧語根 *kwetwer- (4) の表1です。
quarantine 、 quarter 、 square などがあります。
kwetwer- 表2
*
表2には four 、 fortnight などがあります。
liber
*
ラテン語 liber (自由な, 放恣な) の表です。 liberal 、 liberty 、 deliver などがあります。
plat- 表1
*
ギリシャ語 platus (広々した, 平らな) の表です。
place 、 plate 、 plaza などがあります。
plat- 表2
*
ラテン語 planta (足の裏, 苗木) の表です。 plant 、 implant 、 transplant などがあります。
plat- 表3
*
「平らな」に関するゲルマン系の語の表です。 flat 、 flatter 、 flounder などがあります。
pleu- 表1
*
印欧語根*pleu- (流れる) の表1です。
Pluto 、 plutonium 、 pneumonia などがあります。
pleu- 表2
*
印欧語根*pleu- (流れる) の表2です。
flee 、 flood 、 fly などがあります。
rangier
*
古フランス語 rangier (列に並べる) の表です。 range 、 arrange 、 deranged などがあります。
situs
*
ラテン語 situs (場所) の表です。 site 、 situate などがあります。
webh- 表1
*
印欧語根*webh- (織る) の表1です。
weave 、 web 、 weft などがあります。
webh- 表2
*
印欧語根*webh- (織る) の表2です。
wave 、 waver 、 wobble などがあります。
2010年4月11日
gerƏ - 表1
*
印欧語根 *ger Ə- (しゃがれ声で鳴く) の表です。
crane 、 crack 、 crow (1) (2) などがあります。
ghrē -
*
印欧語根 *ghrē- (育つ) の表です。この表の中の graze に、「だらだらと食べたいときに食べる」の意味もあることを
初めて知りました。確かに、人が好き勝手にだらしなく食べる様子は、放牧中の家畜が草を食む様子に似ています。そこで思い出したのが
私の弟が昔、突然、自分のお小遣いで好きなおやつを買って来ると宣言して出かけ、大量の「うまい棒」を買い込んで意気揚々と帰ってきた
「事件」です。満足げに graze していた弟を思い出しながら、あれは、子供を「放牧」に出すと、体のことを考えずに食べたいものを
食べてしまう、ということだったのだと笑ってしまいました。しかし、子供たちが高カロリーのスナック菓子や飲料を取り過ぎる問題
は、笑い事ではすまなくなっているようです。アメリカでは、このような菓子や飲料を生産販売する企業の社会的責任を追求する運動に、
ファーストレディも乗り出した
そうです。
kei- 表1
*
印欧語根 *kei- (動かす) の表1は、ギリシャ語 kinein (動かす) の表です。 kinetic 、 cinema などがあります。
kei- 表2
*
表2は、ラテン語 cicere (動かす, 呼ぶ) の表です。 cite 、 excite 、 solicit などがあります。
lēogan
*
ラテン語 leogan (嘘をつく) の表です。 lie (2)、 belie 、 warlock などがあります。
med- 表1
*
印欧語根 *med- (適切に対処する, 適切な尺度で測る) の表1です。 medical 、 meditate 、 mete などがあります。
med- 表2
*
表2には、 moderate 、 modest 、 immodest などがあります。
med- 表3
*
表3は、ラテン語 modus (尺度, 制限, 方法, 流儀) の表です。 mode 、 modify 、 accommodate などがあります。
med- 表4
*
表4は、ラテン語 modulus (基準の尺度, 基準の単位) の表です。 model 、 modem 、 mold などがあります。
legh- 表1
*
印欧語根 *legh- (横たわる, 横たえる) の表1です。 lay (1)、 lie (1)、 fellow などがあります。
legh- 表2
*
表2には、 low 、 lowbrow 、 lowdown などがあります。
legh- 表3
*
表3には、 law 、 bylaw 、 outlaw などがあります。
sekw- (1)
*
印欧語根 *sekw- (1) (言う) の表です。 saga 、 saw 、 say などがあります。
sekw- (2)
*
印欧語根 *sekw- (2) (見る) の表です。 see 、 foresee 、 sight などがあります。
sol- 表1
*
印欧語根 *sol- (全体の, 完全な) の表が続きます。表1は、 ラテン語 solidus (全体の, 堅固な) の表で solder 、 soldier 、 solid などがあります。
sol- 表2
*
表2は ラテン語 sollus (完全な) の表で、 solemn 、 solcit 、 solicitous などがあります。
sol- 表3
*
表3は ギリシャ語 holos (全体の) の表で、 holocaust 、 hologram 、 catholic などがあります。
sol- 表4
*
表4は ラテン salus (健康) の表で、 salubrious 、 salute などがあります。
sol- 表5
*
表5は ラテン salvus (安全な) の表で、 salvage 、 save 、safe などがあります。
sentire 表1
*
ラテン語 sentire (感じる, 考える, など) の表です。 scent 、 sentence 、 consent などが
あります。
sentire 表2
*
表2には、 sense 、 sensible 、 sensitive などがあります。
solus
*
ラテン語 solus (唯一の, 単独の) の表です。 sole 、 solitary 、 desolate などがあります。
streig- 表1
*
印欧語根 *streig- (なでる, こする, 押す) の表1です。 streak 、 streike 、 stroke などがあります。
streig- 表2
*
表2には、 stringent 、 astringent 、 prestige などがあります。
streig- 表3
*
表3には、 strain 、 constrain 、 restrain などがあります。
streig- 表4
*
表4には、 strait 、 strict 、 restrict などがあります。
streig- 表5
*
表5には、 distress 、 stress などがあります。
wadh- 表2
*
印欧語根 *wadh- (行く) の表です。 wade 、 evade 、 invade などがあります。
weg- (2) 表1
*
表1には、 wake 、 wait 、 watch などがあります。
weg- (2) 表2
*
表2には、 vegetable 、 velocity 、 vigor などがあります。
weg- (2) 表3
*
表3には、 vigil 、 reveille 、 surveillance などがあります。
2010年3月7日
bhreu- 表1
*
印欧語根 *bhreu- (煮立つ, 泡立つ, など) の表1です。 braise 、 bread 、 breed などがあります。
bhreu- 表2
*
表2は、ラテン語 fervere (煮立つ, 泡立つ) の表です。 ferment 、 fervent 、 effervesce などがあります。
bulla
*
ラテン語 bulla (泡, 丸いもの) の表です。 bill 、 bowl 、 budge などがあります。
coquere
*
ラテン語 coquere (加熱して調理する, 熟させる) の表です。 cook 、 kitchen 、 precocious などが
あります。ネット記事は cuisine に付けました。最初の記事に出てくるトラックやタコスは、
ここ から見られます。
二番目の記事は、アメリカの軍隊食についてです。野戦訓練時には MRE (Meal, Ready-to-Eat) というメニュウが供される
そうで、大変効率的なものであることに感心しながらも、食後には大量のゴミが出るのだろうと心配してしまいました。数日後偶然、
ゴミ焼却が深刻な問題になっているらしいという
記事
に出会いました。
finis 表1
*
ラテン語 finis (終わり, 境界) の表1です。 final 、 finance 、 finish などがあります。
finis 表2
*
表2には finite 、 confine 、 define などがあります。
flectere
*
ラテン語 flectere (曲げる) の表です。 flex 、 inflect 、 reflect などがあります。
gel- (2) 表1
*
印欧語根 *gel- (2) (丸める) の表1です。 globe 、 cloud 、 clump など、「(丸い)かたまり」に関する語の
表です。
gel- (2) 表2
*
表2は、「握り締める」に関する語の表です。 clam 、 climb 、 clutch などがあります。
gel- (2) 表3
*
表3は、「留める」に関する語の表です。 clamp 、 clinch 、 clip などがあります。
gel- (2) 表4
*
表4は、「粘りつく」に関する語の表です。 glue 、 clammy 、 clay などがあります。
pelƏ - 表1
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表1です。 complete 、 comply 、 accomplish などがあります。
pelƏ - 表2
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表2です。 deplete 、 implement 、 supply などがあります。
pelƏ - 表3
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表3です。 plenary 、 plenty 、 replenish などがあります。
pelƏ - 表4
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表4です。 plural 、 plus 、 surplus などがあります。
pelƏ - 表5
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表5です。 plebeian 、 plebiscite 、 poly- などがあります。
pelƏ - 表6
*
印欧語根 *pelƏ - (満たす) の表6です。 fill 、 fulfill 、 full などがあります。
2010年1月31日
bhel- (2) 表1
*
印欧語根 *bhel- (2) (ふくらむ) の表1です。 balloon 、 bold 、 bull などがあります。
bhel- (2) 表2
*
印欧語根 *bhel- (2) (ふくらむ) の表2です。 follicle 、 fool 、 phallus などがあります。
bhel- (3) 表1
*
印欧語根 *bhel- (3) (よく育つ) の表1は、 「葉」 や 「花」 に関するゲルマン系の語の表です。 blade 、 blossom 、 bloom などがあります。
bhel- (3) 表2
*
表2は、ラテン語 flos (花) の表です。 flora 、 flour 、 flower などがあります。
bhel- (3) 表3
*
表3は、ラテン語 folium (葉) とギリシャ語 phullon (葉)の表です。 foliage 、 folio 、 chlorophyll などがあります。
bher- (2)
*
印欧語根 *bher- (2) (輝いている, 褐色の) の表です。 bear (2)、 brown 、 burnish などがあります。
blōðam
*
ゲルマン祖語 *blōðam (血) の表です。 bleed 、 bless 、 blood などがあります。
sal-
*
印欧語根 *sal- (塩) の表です。salary について、
古代ローマ帝国で兵士たちが塩を買うために与えられたお金だったというような説明を聞いたことのある人は多いと思います。この説明を聞いて、それでは具体的には
どういうことだったのか考えたことはありませんか。兵士たちは「味付けしていない食べ物」を与えられて、それに各自が自前の塩をかけたのでしょうか。
塩は高価で十分に使えないが、軍隊に入れば毎食ちゃんと塩の効いた食べ物が出るということなのでしょうか。(入隊したら白米を食べられた、という話からの連想です。)
興味のある方は salary につけた註をご覧ください。
skei- 表1
*
印欧語根 *skei- (切る, 裂く, 分ける) の表1です。 schedule 、 shed (2)、 rescind などがあります。
skei- 表2
*
表2は、ラテン語scire (知る) の表です。 science 、 conscious 、 omniscience などがあります。
conscience に付けた “Declaration of Conscience”は、 マッカーシーズムに対する初期の批判の一つとして広く知られているようです。
「雄弁によってあいまいになる」のを避けるため出来るだけ簡潔に話す、とされていますが、一読したとき私は、雄弁であいまいな演説という印象をもちました。
のちに、R.H.ロービアの『マッカーシーズム』を読んで、マッカーシーが当時どれほど恐れられていたかを知り、スミス上院議員の勇気に感慨を覚えました。
それでもマッカーシーが失脚するのはこの演説から4年以上あとだったことを考えると、もう少し明確に事実を示して事態の深刻さを訴えていれば、
違う状況が生まれたのではないかとも思いました。ちなみにマッカーシーは、スミスと、彼女に賛同した
上院議員たちを
「白雪姫と六人の小びとたち」と揶揄した
うえで、きちんと報復をしたそうです。やはり、良心に訴えるという高尚なやり方だけでは、デマゴーグに太刀打ちできなかったのだと感じました。
ulter
*
ラテン語ulter (超えている) の表です。 ulterior 、 ultimate 、 outrage などがあります。
uti 表1
*
ラテン語uti (使用する) の表1です。 utensil 、 utility 、 utilize などがあります。
uti 表2
*
表2には、 use 、 abuse 、 reuse などがあります。
vovere
*
ラテン語vovere (誓う) の表です。 vote 、 vow 、 devote などがあります。
2010年1月1日
bheug-
*
印欧語根 *bheug- (曲げる, 曲がる) の表です。この中には rainbow がありますが、
この語を、「雨が空に描いた弓」という美しいイメージと一緒に覚えられたことをとても幸せだったと思っています。
bow が、「ボウタイ」や「ボウのブラウス」の「ボウ」だとわかったことも大変興味深いことでした。 私にとって rainbow は、英語の語源に関心を持った
原点のような単語です。
最近、漢字点字のおかげで初めて、大人たちが話していた映画の「ボジョウ」が
「慕うに情け」であることがわかったという、目の見えない人の話を新聞で読みました。「お経を暗記するように」言葉を覚えていた人は、その時の衝撃を、「すべてが
白黒から極彩色に変わったようでした」と表現しています。この記事を読んで、私たちが言葉を「お経を暗記するように」覚えなくてすむのは、
漢字が表意文字であるおかげなのだと改めて考えました。これに対して英語は表音文字で書かれますから、「お経」のような単語を「極彩色」にすることは
容易ではなく、それだけ語源辞典の役割も大きいのだと思います。
labi
*
ラテン語 labi (すべる, つまずく, 時がたつ) の表です。 lapse 、 collapse 、 relapse などがあります。
linum
*
ラテン語 linum (亜麻, 亜麻糸, ひも, 亜麻布) の表です。 line 、 linen 、 align などがあります。
rapere
*
ラテン語 rapere (すばやくつかむ, ひったくる, 奪い取る) の表です。 rape 、 rapid 、 ravish などがあります。
reg- (1) 表1a
*
印欧語根 *reg- (1) (まっすぐに進む, まっすぐにする, 導く, 支配する) の表1aで
す。 regent にインターネットの記事をつけました。日本の「摂政殿下」の記事は、事実上廃帝になった大正天皇に代わって公衆の目に触れるようになった
昭和天皇について、「ニューヨークタイムズ」の記者が書いた大正11年のものです。イギリスの「摂政殿下」の記事は、やはり公務に堪えられなくなった父親ジョージ三世
に代わって統治者の地位についた皇太子とその仲間たちを紹介しているものです。残りの二つは、「州立大学の評議員」に関するものです。
reg- (1) 表1b
*
表1b は、ラテン語 surgere (立ち上がる, 生じる) の表です。 surge 、 resurrect 、 source などがあります。
reg- (1) 表1c
*
表1c は、 ラテン語 regere (まっすぐにする) の表です。rectify 、 correct 、 direct などがあります。
reg- (1) 表2
*
印欧語根 *reg- (1) (まっすぐに進む, まっすぐにする, 導く, 支配する) の表2です。
rackは、「マガジンラック」「収納ラック」などで日本語の中にも入っていますが、この語に何故「拷問台」の意味があるのか不思議に思っていました。
表の中の説明にもありますが、もともとは囚人を縛り付ける棒で、それが、縛り付けた体を「引き伸ばす」装置付きの「台」へと進化したようです。
ロンドン塔の rack が見られるようにしてありますが、もう少しシンプルな物でよければ
買う ことも可能です。
reg- (1) 表3
*
表3は、ラテン語 reg- , rex (王) の表です。 regal 、 reign 、 royal などがあります。
reg- (1) 表4
*
表4は、ラテン語 rogare (求める) と ギリシャ語 orexia (欲求) の表です。 derogate 、 interrogate 、 anorexia などがあります。
reg- (1) 表5
*
表5は、right (正しい, 右の, 直角の, 保守派の) の表です。
reg- (1) 表6
*
表6は、rich (富裕な) の表です。
2009年12月6日
albho-
*
印欧語根 *albho- (白い) の表です。 elf 、 albino 、 daub などがあります。
candere
*
ラテン語 candere (光り輝く) の表です。 candidate 、 incandescence 、 frankincense などがあります。
civis
*
ラテン語 civis (市民) の表です。 city 、 civil 、 civilization などがあります。
Frankon
*
ゲルマン語根 *Frankon (フランク族の人) の表です。 France 、 franchise 、 frank などがあり
ます。 3.French から、「フレンチフライ」騒動の記事が読めます。日本でも戦時中に、すでに定着していたカタカナ語が無理やり日本語に直され、これが今では
「笑い話」になっています。「歴史は繰り返される」という言葉とともに、悲劇も極まれば喜劇という名言も思い出しました。
gwen-
*
印欧語根 *gwen- (女) の表です。 queen 、 gynecology 、 misogyny などがあります。
ker- (3) 表1
*
印欧語根 *ker- (3) (高い音や鳴き声を表す擬音語) の表1です。 cricket 、 ring 、 scream などがあります。
ker- (3) 表2
*
表2は、ラテン語 crepare (鋭い音をたてる, ひび割れる, ガタガタ音を立てる) の表です。 crevasse 、 decrepit 、 discrepancy などがあります。
labor
*
ラテン語 labor (労働) の表です。 labor 、 collaborate 、 elaborate などがあります。
loqui
*
ラテン語 loqui (話す) の表です。 colloquial 、 eloquent 、 soliloquy などがあります。
meug- 表1
*
印欧語根 *meug- (ぬるぬるしている) の表1です。5. の muckraker という語が「社会の腐敗や矛盾を暴く人」とい
う意味で使われるようになったのは、セオドア・ルーズヴェルト大統領
の The Man with the Muck-rake
という演説(1906年)からとされています。
当時のアメリカは、政財界の腐敗が拡大し貧民層も増大するという深刻な状況にありながら、様々な社会改革運動も進められてい
ました。ペンによって現実を告発する活動も目覚しかったのですが、煽情的で不正確な記事を書きたてるyellow journalism も現れま
した。ルーズヴェルトは、『天路暦程』の中の、「肥やしをかき集めることだけに関心のある人」を持ち出し、
「下の汚物をかき集めることも大事だが、上を見ることも大切。」という一般論によって、暴露記事を書いたりもてはやしたりする人々の自制を求めま
した。
彼の意図は、有害なジャーナリストを muckraker として断罪することでしたが、この絶妙のネーミングとともに、「汚物をかき集める人」は社会改革のために
不可欠であるという考えは広く支持されるようになりました。今日 muckraker という語は、アメリカ英語の中では良い意味
で使われることがかなりあるようで、私が使った高校教科書の中でも、多くの国民が社会問題の解決に参加するようになったのは muckraker たちの功績であると書かれてい
ます。ついでですが、この
見本版の所収語 tenement から、初期の muckraker として知ら
れる Jacob Riis の作品が読めるようになっています。また、 muckraker さながらに、「富の偏在の危険を人々に知らせるべきだ」と繰り返し書き付けていた
ヘイズ(大統領在任1877-81) の日記の一部が、 wealth から、読める
ようになっています。
meug- 表2
*
表2は、古フランス語 moiste (湿り気のある) の表です。 moist 、 moisture 、 musty などがあります。
movere 表1
*
ラテン語 movere (動かす) の表1です。 move 、 movie 、 remove などがあります。
movere 表2
*
ラテン語 movere (動かす) の表2です。 mobile 、 mobilize 、 demobilize などがあります。
movere 表3
*
ラテン語 movere (動かす) の表3です。 motif 、 motivate 、 locomotion などがあります。
movere 表4
*
ラテン語 movere (動かす) の表4です。 motion 、 emotion 、 promotion などがあり
ます。 4.commotion から、三種類の commotion を見られるようにしてあります。
movere 表5
*
ラテン語 movere (動かす) の表5です。 moment 、 motor 、 mutiny などがあります。
poche
*
古フランス語 poche (袋) の表です。 poach 、 pochette 、 pocket などがあり
ます。 1. poach からは、卵だけでなく鮭の切り身や鶏肉を「ポーチする」動画が見られます。聞き取りの勉強をしながら、おいしいものを作る技も学びましょう。
prex
*
ラテン語 prex (懇願, 祈り) の表です。 pray 、 precarious 、 deprecate などがあります。
serere
*
ラテン語 serere (結びつける) の表です。 series 、 assert 、 insert などがあります。
servare
*
ラテン語 servare (保つ, 守る, 見守る) の表です。 conserve 、 observe 、 reserve などがあります。
sors
*
ラテン語 sors (くじ, 運命, 種類) の表です。 sorcerer 、 sort 、 consort などがあります。
weg- (1)
*
印欧語根 *weg- (1) (織る) の表です。 veil 、 reveal 、 voil などがあります。
2009年9月20日
barra
*
俗ラテン語*barra (横木) の表です。 bar 、 barrier 、 embarrass などがあります。
ghel- 表1
*
印欧語根 *ghel- (輝く) の表1です。 gall 、 gold 、 yellow などがあります。
ghel- 表2
*
印欧語根 *ghel- (輝く) の表2です。 glass の「輝き」を記憶の手がかりにできる語が集まっています。
ghel- 表3
*
印欧語根 *ghel- (輝く) の表3です。 chlorine 、 chlorophyll 、 melancholy などがあります。
kleng-
*
印欧語根 kleng- (曲がる, 曲げる) の表です。 flank 、 lanky 、 link などがあります。
merg-
*
印欧語根 *merg- (境界) の表です。 margine 、 mark 、 remark などがあります。
mergere
*
ラテン語 mergere (沈める, 押し込む) の表です。 merge 、 emergent 、 submersion などがあります。
putare 表1
*
ラテン語 putare (整頓する, 樹木を刈り込む, 計算する, 考える) の表1です。 compute 、 deputy 、 reputation な
どがあります。 最近 「裁判以外の紛争解決手続き」 の意味の ADR が日本語として定着しつつあるようです。 D は dispute のことですが、これもこの表に入っています。
putare 表2
*
ラテン語 putare の表2は、古フランス語 conter (計算する) に由来する語の表です。 count 、 account 、 discount などがあります。
(s)ker- (1) 表1
*
印欧語根 *(s)ker- (1) (切る) の表1です。 score 、 scrap 、 scrub などがあります。
(s)ker- (1) 表2
*
印欧語根 *(s)ker- (1) (切る) の表2です。 share 、 short 、 shrub などがあります。
(s)ker- (1) 表3
*
印欧語根 *(s)ker- (1) (切る) の表3です。 scruple 、 scrutiny などがあります。
(s)ker- (1) 表4
*
印欧語根 *(s)ker- (1) (切る) の表4です。 carnage 、 carnival 、 incarnation などがあります。
vorare
*
ラテン語 vorare (むさぼり食う) の表です。 voracious 、 carnivorous 、 omnivorous などがあります。
2009年5月31日
al- (2) 表1
*
印欧語根 *al- (2) (...の他に) の表1です。 alias 、 alibi 、 alien などがあります。
al- (2) 表2
*
印欧語根 *al- (2) (...の他に) の表2です。 alter 、 alternate 、 adultery などがあります。
al- (2) 表3
*
印欧語根 *al- (2) (...の他に) の表3です。 allegory 、 parallel などがあります。 allegory を語源分解したときの
第二の要素であるギリシャ語 agoreuein (話す) は、「アゴラ」として知られる「広場」に由来する語で、本来は「公けに話す」という意味だったそうです。
ということは、「アレゴリー」には「広場で公けには話せないこと」という意味があったのでしょうか。
wer- (2) 表1
*
印欧語根 *wer- (2) (覆う) の表1です。 cover 、 discover 、 handkerchief などがあります。
wer- (2) 表2
*
印欧語根 *wer- (2) (覆う) の表2です。 aperitif 、 aperture 、 overt などがあります。
wer- (2) 表3
*
印欧語根 *wer- (2) (覆う) の表3です。 warn 、 warrant 、 guarantee などがあります。
plaudere
*
ラテン語 plaudere (手を叩く, 拍手喝采する) の表です。
plausible と applaud の plau が語源的なつながりを示していることがわかった時には「なるほど」と思った記憶があります。
plausible が元々は「拍手喝采して賞賛するに値する」という良い意味であったことを知っておいたほうが、
「もっともらしい」という今日の意味を覚えやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
rabere
*
ラテン語 rabere (凶暴である, 激怒している, 狂犬病にかかっている) の表です。 rabies (狂犬病) は日本では撲滅された
ことになっていますが、海外では毎年多くのが犠牲者がでているところもあるそうです。rabies と rabid は、 rage との
語源的関連を押さえれば覚えやすいと思います。
khronos
*
ギリシャ語 khronos (時) の表です。 chronic 、 chronology 、 anachronism などがあります。
legwh- 表1
*
印欧語根 *legwh- (軽い) の表1です。 light 、 light-headed 、 lung などがあります。
legwh- 表2
*
印欧語根 *legwh- (軽い) の表2です。 lever 、 elevate 、 levity などがあります。
ang-, ank-
*
印欧語根 *ang-, ank- (曲げる) の表で、 angle (釣りをする) や angle (角) があります。
anchor の比喩的意味である「頼みの綱」については、錨が、船を水底の土につなぎとめるために使われることからきていると考え納得していました。
しかし、この表現の背景に、新約聖書の「ヘブル人への手紙」のなかの比喩があることを、「アンカーコズミカ英和辞典」で教えられました。
さっそく手持ちの聖書を調べたところ、今日の意味合いとは異なり、魂を「天国」につなぐものにたとえられていることがわかりました。
現世に希望がない状況では、不安な心を「天国」につなげることが宗教の役割だったのだと改めて考えました。この比喩の、さまざまな英訳を見られる
ネット上の記事も参照できるようにしました。ちなみに、私の持っている
聖書 ( The Gideons International ) では、 "To this hope we anchor the soul safely and securely, and it reaches on beyond the veil into the Holy of
Holies, where Jesus entered in for us in advance, …" というように、anchor は動詞になっています。
2009年4月26日
ap- 表1
*
印欧語根 *ap- (届く, 達する, つなぐ) の表1です。 apex 、 adept などがあります。
ap- 表2
*
表2は、ラテン語 aptus (つなげられた, 適合した, 適した) の表です。 apt 、 inept 、 adapt などがあります。
ap- 表3
*
表3は、ラテン語 copulare (結合する) の表です。 copulate 、 couple などがあります。
kanna
*
ギリシャ語 kanna (アシ) の表です。 運河 (canal)と 杖 (cane)は、「アシ」でつながっていたんですね。 cannon と canon も、綴りが似ているのは偶然ではありません。
crescere 表1
*
ラテン語 crescere (成長する, ...になる) の表1です。 crescent 、 concrete 、 increase などがあります。
crescere 表2
*
表2には、 crew 、 accrue 、 recruit などがあります。
creare
*
ラテン語 creare (生む) の表です。 create 、 procreate 、 recreate などがあります。
creation には、神による「天地創造」のほかに、三つの creation の例を付けました。
-fendere 表1
*
ラテン語 -fendere (打つ) の表1です。 defend 、 fence 、 fend などがあります。
fence から、 「スポーツ用フェンスの売り込み方」 「家庭用の垣根の張り方」 「イスラエルの防壁建設の目的」 がわかる記事が読めます。
-fendere 表2
*
表2には、 offend 、 offensive などがあります。
nota
*
ラテン語 nota (しるし) の表です。 notable 、 notate 、 connote などがあります。 keynote から、
美智子皇后の Keynote Speech とオバマ・イリノイ州上院議員の Keynote Address を読めるようにしました。
durare
*
ラテン語 durare (持続する, 固くする) の表です。 durable 、 during 、 endure などがあります。
dragan
*
ゲルマン祖語 *dragan (引く) の表です。 draft 、 drag 、 draw などがあります。
ker- (2)
*
印欧語根 *ker- (2) (火) の表です。 hearth 、 carbohydrate 、 ceramics
などがあります。 cremation からは、 Brothers at Cremation Site という写真を見られるようにしました。戦後まもなくの長崎に派遣された
従軍カメラマン Joe O’Donnell の作品です。彼の息子が DAD'S IMAGES OF DEATH
で、この写真の思い出や父親の信念について語っています。
drenkan
*
ゲルマン祖語 *drenkan (飲む) の表です。 drink 、 drench 、 drown などがあります。 drench からは、
不慮の事故で「ずぶぬれになった」体験や、ラム酒で「ずぶぬれになった」ケーキの作り方が読めます。 液体だけでなく、sun-drenched という表現も
広く使われています。ここでは、「陽光降り注ぐ」デッキを改築する記事をつけました。
2009年3月22日
emere 表1
*
ラテン語 emere (取る, 買う) の表1です。 example 、 prompt 、 redeem などがあります。
emere 表2
*
表2は、ラテン語 sumere (取る, 買う, 使用する, 食べる) の表です。1の sumptuous の訳語として、「豪華な」「高価な」をあげる英和辞典が多いようですが、
実際には、どんなものが sumptuous とされるのでしょうか。私たちが探したものから三つを選んで付けましたので参考にしてください。
ほかにassume 、 consume 、 resume などがあります。
purus
*
ラテン語 purus (純粋な, 清浄な) の表です。 pure 、 Puritan 、 purge などがあります。
optare
*
ラテン語 optare (選ぶ) の表です。 opt 、 adopt 、 co-opt などがあります。
mreghu- 表1
*
印欧語根 *mreghu- (短い) の表1です。 merry 、 merry-go-round 、 mirth などがあります。
mreghu- 表2
*
印欧語根 *mreghu- (短い) の表2です。 brief 、 debrief 、 abbreviate などがあります。
twer- 表1
*
印欧語根 *twer- (回る, 回す) の表1です。 stir 、 stir-fry 、 storm などがあります。
twer- 表2
*
表2の前半は、trouble と、trouble を要素にする語です。
後半は、turbulence (乱気流) や perturb (不安にさせる)など、綴りに turb を含む語ですが、
どれも、「turb =回転」 を理解したほうが意味を忘れにくくなります。
この表には turbine (タービン)もありますから、「turb =回転」のイメージを作りやすいでしょう。
smei- 表1
*
印欧語根 *smei- (笑う) の表1です。 smile 、 smiley 、 smirk などがあります。
smei- 表2
*
印欧語根 *smei- (笑う) の表2です。 marvel 、 miracle 、 admire などがあります。
wē- 表1
*
印欧語根 *wē- (風が吹く) の表1です。 weather 、 wither 、 wing などがあります。
wē- 表2
*
印欧語根 *wē- (風が吹く) の表2です。 wind と、 wind を要素とする語があります。
この中の windfall には、「思いがけない授かり物」という比喩的意味もあり、
原油相場高騰で石油会社が得た利益も windfal lprofits と表現されることがあります。この「棚ぼた利益」に課税するか否かは、大統領選の争点の一つでし
た。表には、この問題についてのネット記事を付けました。
wē- 表3
*
印欧語根 *wē- (風が吹く) の表3は、ラテン語 ventus (風, 空気) を語源とする語の表
です。 ventilator は「ベンチレーター」として日本語にもなっていますが、このカタカナ表記では、冒頭の音が b なのか v なのか
覚えにくいでしょう。 weather や wind が同根語であることを何度か目にしておけば、綴りが v で始まることが自然に
わかると思います。
krei- 表1
*
印欧語根 *krei- (ふるいにかける, 見分ける) の表1です。 riddle 、 crime 、 criticize などがあります。
krei- 表2
*
表2は、ラテン語 cernere (分ける, 識別する, 認識する, 決定する) の表です。
17の discern にネット記事をつけました。「見分けなければならないもの」が日々増えていくのが現代社会のようです。
他に、certain 、 concern 、 secret などがあります。
2009年3月1日
oriri
*
ラテン語 oriri (天体が地平線から昇る, 起きる, 生ずる) の表です。 orient 、 origine 、 abortion などがあります。 oriental からは、
「印欧祖語」の仮説を提唱したウィリアム・ジョーンズについての記事を見られるようにしました。
vincere
*
ラテン語 vincere (勝つ, 征服する) の表です。 victory 、 convict 、 evict などがあります。
hodos
*
ラテン語 hodos (道) の表です。 episode 、 method 、 period などがあります。
fugere
*
ラテン語 fugere (逃げる) の表です。 fugitive 、 centrifuge 、 refuge などがあります。
claudere 表1
*
ラテン語 claudere (閉じる, 終了する) の表1です。 clause 、 cloister 、 close などがあります。
claudere 表2
*
ラテン語 claudere (閉じる, 終了する) の表2です。 conclude 、 exclude 、 include などがあります。
kentron
*
ギリシャ語 kentron (円の中心) の表です。 center 、 concentrate 、 eccentric などがあります。
concentration からは、三例の concentration camp が見られます。
plek- 表1
*
印欧語根 *plek- (編む, 折りたたむ) の表1です。 flax 、 complex 、 perplex などがあります。
plek- 表2
*
印欧語根 *plek- (編む, 折りたたむ) の表2です。 pleat 、 apply 、 reply などがあります。
2009年1月2日
anima; animus
*
ラテン語 anima (息, 生命)、 animus (生命, 心)の表です。 animal 、 magnanimous 、 unanimous などがあります。
oino- 表1
*
印欧語根 *oino- (ひとつ) の表1です。 alone 、 lonely 、 once などがあります。
oino- 表2
*
印欧語根 *oino- (ひとつ) の表2には、ラテン語unus (ひとつ) に由来する語を集めてあります。
unanimous 、 union 、 unite などがあります。
cura 表1
*
ラテン語 cura (注意, 心配, 世話, 手入れ, 治療, 管理) の表1です。 cure 、 accurate 、 manicure などがあります。
cura 表2
*
表2は、ラテン語 securus (安全な, 確かな) の表です。secure 、 assure 、 insure などがあります。
rivus
*
ラテン語 rivus (小川) の表です。 rival 、 derive 、 derivative などがあります。
gel- (1) 表1
*
印欧語根 *gel- (冷たい, 凍る) の表1です。 gelatin 、 jelly 、 glacier などがあります。
jellyfish からは、
スウェーデン王立科学アカデミーの広報を見られるようにしました。クラゲの発光物質の中の緑色蛍光蛋白質の発見が、顕微鏡の発明と同様の革命的意義を持つことが解説されています。
gel- (1) 表2
*
印欧語根 *gel- (冷たい, 凍る) の表2は、ゲルマン系の語を集めたものです。 chill 、 cold 、 cool などがあります。
op- (1) 表1
*
印欧語根 *op- (1) (働く, 豊富に産み出す) の表1です。 opera 、 operate 、 maneuver などがあります。
op- (1) 表2
*
印欧語根 *op- (1) (働く, 豊富に産み出す) の表2です。 office 、 official 、 officious などがあります。
op- (1) 表3
*
印欧語根 *op- (1) (働く, 豊富に産み出す) の表3です。 bus 、 copy 、 optimism などがあります。
2008年12月7日
ludere
*
ラテン語 ludere (遊ぶ, からかう, 演じる, あざむく) の表です。 allusion 、 illusion 、 prelude などがあります。
この中の allusion からは、「引喩」について優しい解説と具体例のある国語教育のページを見られるようにしてあります。
vinum
*
ラテン語 vinum (ぶどう酒, ブドウの実) の表です。 vinegar 、 vintage 、 wine などがあります。
winery からは、米国初の有機農法ワイナリーのサイトが見られるようにしました。
ワイン選びの参考にもなりますから、お好きの向きは是非ご覧ください。
gnō- 表1
*
印欧語根 *gnō- (1) (知る, 知っている) の表が七つ続きます。 表1にはknow 、 acknowledge 、 cunning などがあります。
gnō- 表2
*
印欧語根 *gnō- (1) (知る, 知っている) の表2です。notice 、 notify 、 notion などがあります。
gnō- 表3
*
表3は、ラテン語 cognoscere (認識する) の表です。 cognition 、 recognize 、 acquaint などがあります。
connoisseur (鑑定家)や reconnaissance (偵察) は、語源の知識があっても覚えにくい語だと思います。
それでも、ラテン語 cognoscere (認識する) が語源であることを押さえ、 cognition や recognition と比較しながら覚えれば
少しは違うのではないでしょうか。
gnō- 表4
*
表4には noble 、 noblesse oblige 、 ignoble などがあります。
gnō- 表5
*
表5には agnostic 、 diagnosis 、 prognosis などがあります。
gnō- 表6
*
ラテン語 gnarus (知っている) の表です。 narrate 、 narrative 、 ignore などがあります。
gnō- 表7
*
ラテン語 norma (物指し, 定規; 規定, 規範) の表です。 normal 、 abnormal 、 enormous などがあります。
2008年11月2日
orare
*
ラテン語 orare (話す, 論ずる) の表です。 oracle 、 orator 、 adoration などがあります。
orator から、"Power of the orator may propel senator to the very top" という the Gurdian の記事に行けるようにしました。
この中で言われている、オバマ候補の2004年の発言は ここから 読めます。
mei- (1) 表1
*
印欧語根 *mei- (1) (行く, 変わる, 変える) の表が五つ続きます。 表1にはmiss 、 amiss 、 mad などがあります。
mei- (1) 表2
*
表2は、ラテン語 mutare (変わる, 変える) の表です。 molt 、 mutate 、 commute などがあります。
mei- (1) 表3
*
表3は、ラテン語 communis (共有の, 共通の, 通常の) の表です。 common 、 commune 、 communicate などがあります。
excommunication (破門) という日常生活ではあまり目にしない語もあります。この語を最近見たのは、「ヒトの胎芽を使って幹細胞の研究をすれば破門する」
という、ヴァチカン指導者の発言を報道する新聞記事の中でした。
mei- (1) 表4
*
ラテン語で 「義務」 を意味する munia や munus などを語源にする語の表です。municipal 、 immune 、 remuneration などがあります。
"Municipal Election: Candidate Bios" は、小さな町の選挙の様子が想像できて楽しめますし、自己紹介文を作る時の参考にもなります。
mei- (1) 表5
*
ラテン語 migrare (移住する) の表です。migrate 、 emigrate 、 immigrate などがあります。
ker- (1) 表1
*
印欧語根 *ker- (1) (頭, 角 つの) の表が三つ続きます。表1には、 horn 、 cornea 、 corner などがあります。
ker- (1) 表2
*
表2には、 carat 、 cervix 、 migrane などがあります。 「トナカイ」 や「サイ」 もいます。
ker- (1) 表3
*
表3は、 cheer と cheer を含む語の表です。
heres
*
ラテン語 heres (相続人) の表です。 heir 、 heredity 、 inherit などがあります。
2008年9月21日
pel- (1)
*
印欧語根 *pel- (粉末) の表です。 pollen 、 powder 、 pulse (2) などがあります。
pō(i)- (1)
*
印欧語根 *pō(i)- (飲む) の表です。 poison 、 symposium 、 beer などがあります。
haerere
*
ラテン語 haerere (粘りつく) の表です。 adhere 、 cohere 、 hesitate などがあります。
mei- (2) 表1
*
印欧語根 *mei- (2) (小さい) の表1です。 この中の mincemeat について、
「肉ではないのに何故 mincemeat ?」と思ったことはありませんか。この疑問に触れている記事が見つかりました。
食欲の秋でもあり、mince pie のレシピも載せました。伝統的なものとは異なる、「肉入り」と「ベジタリアン用」の二つです。
mei- (2) 表2
*
ラテン語 minor (より小さい, より少ない) と minimus (最小の, 最少の) の表です。 minor 、 ministry 、 minimum などがあります。野球ファンとしては、 minor という語から真っ先に心に浮かぶのは Minor League Baseball です。メジャーへの野心に燃える若者たちのことがわかる楽しいサイトを見つけました。
2008年9月7日
pati
*
ラテン語 pati (受ける, 苦しむ, 耐える) の表です。 patient 、 compatible 、 passion などがあります。
bhudh-
*
印欧語根 bhudh- (底) の表です。 bottom 、 fund 、 foundation などがあります。
petere
*
ラテン語 petere (求める, 襲う) の表です。
裏技的英単語記憶法
で紹介した compete があります。「カンペイと競争する」という語呂あわせも有効ですが、語源を理解すれば記憶はより確実になります。
gerere
*
ラテン語 gerere (運ぶ, 実行する, 行動する, 振舞う) の表です。 gesture や digest など、綴りに gest を含む語のほかに、
belligerent 、 exaggerate 、 register などがあります。
agro-
*
印欧語根 *agro- (土地, 牧草地) の表です。「農業 agriculture 」と「巡礼者 pilgrim 」の関係もわかります。
colere
*
ラテン語 colere (住む, 耕す, 祭る, 崇める) の表です。colony 、 cultivate 、 culture などがあります。
wed- 表1
*
印欧語根 *wed- (水, 濡れた, 湿った) の表が五つ続きます。表1には water と、その関連語をまとめました。
wed- 表2
*
印欧語根 *wed- (水, 濡れた, 湿った) の表2です。「ウィスキー」や「ウォッカ」も、この語根に由来します。
wed- 表3
*
表3には wash と、その関連語をまとめました。
wed- 表4
*
ギリシャ語 hudōr (水) の表です。です。 hydrangea (あじさい) は、その seed capsule が 「水の容器」に似ていることからの命名とされています。さっそくアジサイの枯れ花を観察したのですが、 seed capsule (とおぼしきもの)は確かに壷のような瓶のような形でした。
wed- 表5
*
ラテン語 unda (波) の表です。 undulate 、 abound 、 inundate などがあります。
2008年8月2日
これまでに所収した単語の一部から、関連するインターネット上の記事を見られるようにしてみました。索引 をご覧ください。
medhyo- 表1
*
印欧語根 medhyo- (中間) の表1で、 middle 、 midst 、 amid などがあります。
medhyo- 表2
*
ラテン語 medius の「中間の」という語には、 「位置が中央にある」 と 「間に入って媒介する」 の二つの意味があります。この両方の意味を持つ英語は 13. medium です。この表の 1. から 12. は 「位置的に中央の」 の意味を持つもので、 15. から 21. は 「媒介する」 の意味の語です。
aqua 表2
*
ラテン語 aqua (水) の表です。綴りから aqua が消えている語についても、解説や註を読めば「水」とのつながりがわかって覚えやすいと思います。
mori- 表1
*
印欧語根 mori- (水域) の表1です。この中の marshmallow は、お菓子の名前として日本語にもなっていますが、本来は湿地に生える
植物で、この根から取れる粘液が菓子の原料として使われたのだそうです。
A Modern Herbal によると、
marshmallow は薬用としても広く利用されていて、「マシュマロ一匙、一日元気」というようなことを言う人もいたようです。こんなことを聞くと、
語源通りに根っこから作った正統 marshmallow 、ちょっと食べてみたくなりませんか。ともあれ、
マシュマロと「湿地」がつながれば、 marsh (湿地, 沼地) の記憶も強化されますね。
mori- 表2
*
ラテン語 mare (海) の表で、 marina 、 marine 、 submarine などがあります。
ters- 表1
*
印欧語根 ters- (乾かす) の表です。この中には、 「トースト」 の意味の toast と「乾杯」の意味の toast があって、どんな関連があるのか誰もが興味を持つと思います。thirst や thirsty も同根語です。
ters- 表2
*
ラテン語 terra (土, 土地) の表です。「テラス」 「テラコッタ」 「テリトリー」 など、日本語にもなっている語があります。
primus
*
ラテン語 primus (最初の, 第一の, 主要な) の表で、 primary 、 primitive 、 principle などがあります。
2008年7月20日
cedere 表1
*
ラテン語 cedere ( 行く, 譲渡する, 譲る) の表です。大部分の語の意味は、「行く」から理解できますが、 cede と concede は、「譲渡する, 譲る」の意味を受け継いでいます。「行く」 と 「譲渡する, 譲る」 が何故つながるか、註を読めば納得出来ると思います。
cedere 表2
*
表2は、 access や process など、 -cess で終わる動詞とその関連語の表です。
cedere 表3
*
表3には、 ancestor 、 ancestry 、 predecessor などがあります。
cedere 表4
*
表4には、 cease 、 incessant 、 deceased などがあります。
cedere 表5
*
表5は、 necessary とその関連語の表です。 necessary の原義は 「譲れない → 欠かせない」 で、 ne の部分が「ない」、 cessary の部分が「譲る」です。
weid- 表1
*
印欧語根 *weid- (見る) のシリーズで、表は全部で11あります。表1はギリシャ語 eidos (見ること, 姿, 形) の表です。 eidos からは eidōlon (姿, イメージ, 幻影, 偶像) が派生しますが、これに由来する英語が idol です。この idol と同じ発音(アメリカ英語)の idyl (牧歌)については、多くの辞典が「 eidos の指小語から」と書いていますが、 「小さな形、姿」 が何故 「牧歌」 になるのかの解説はありません。そこで、ギリシャ文学の入門的な本を読んでみたところ意外な事が書かれていました。興味がわきませんか。
weid- 表2
*
印欧語根 *weid- (見る) の表2です。 guide と guide を含む語があります。
weid- 表3
*
印欧語根 *weid- (見る) の表3です。 history も story も、元をたどれば「見る」でした。
weid- 表4
*
ギリシャ語 idea- (姿, 形; 観念; イデア) の表です。 idea 、 idealize 、 ideology などがあります。
weid- 表5
*
likewise や otherwise の -wise は、 「賢い」という意味の wise と関係があるのかと、考えたことはありませんか。関係があることがこの表でわかります。
weid- 表6
*
ここから、ラテン語 videre (見る) の表が続きます。表6には video 、 evident 、 provide などがあります。
weid- 表7
*
ラテン語 videre (見る) の表の2番目で、 view 、 interview 、 review などがあります。
weid- 表8
*
ラテン語 videre (見る) の語幹は vis- です。表8は、この vis- が受け継がれている英単語の表で、 visa 、 visible 、 visual などがあります。
weid- 表9
*
advise や revise など -vise で終わる動詞と、その関連語をまとめた表です。
weid- 表10
*
フランス語 voir (見る) をもとにした語の表です。 voyeur というと、覗き見をする変態者や犯罪者を思い浮かべますが、英和辞典の中には、「受身の見物人」や「詮索好きな人」を入れているものがあります。普通は「非難されるべき人」を指す言葉ですが、 nytimes.com には、 Kitchen Voyeur という「お宅拝見」的な記事が連載されています。ちなみに、 ある日 の訪問では、 deep-fried okra なるものが紹介されていますが、山芋入りのお好み焼きを食する民族としては親近感を感じます。油を控え目にすれば、栄養的にもバランスの取れたヘルシーな軽食ですし...一度のぞいて みませんか。
weid- 表11
*
ラテン語 videre (見る) の最後の表です。 envy 、 purvey 、 survey などがあります。
clocca
*
中世ラテン語 clocca (鐘) の表です。 clocca に由来する英語には、 cloak と clock があります。鐘の形に似ていることから「マント(袖なしの外套)」、鐘が時を知らせるために使われることから「時計」です。
ak- 表1
*
印欧語根 *ak- (鋭い, とがった) の表、その1です。 acid (酸) や acute (鋭い)なども記憶の手がかりにして語彙を増やしましょう。
ak- 表2
*
表2はギリシャ系の語の表です。「にきび」 と 「アクロバット」 と 「酸素」、 どんな関連があると思いますか。
ak- 表3
*
表3はゲルマン系の語の表です。 edge 、 ear (2)、 hammer などがあります。
2008年5月25日
parare
*
ラテン語 parare (準備する) の表です。 parasol や parachute の para も「準備する」です。
imperare
*
ラテン語 imperare (支配する) の表です。 emperor や imperial があります。
parere
*
ラテン語 parere (生む) の表です。 この中の、oviparous や viviparous は、英和辞典では重要度を表す段階別の印の付いていない語です。これらを所収した第一の理由は、小学生の時に、 「胎生」 や 「卵生」 という語で生物を分類できることを知ったのは貴重な体験だったと感じているからです。「胎」という新しい漢字も刺激的でした。 oviparous や viviparous という語を学ぶ時にも、同じように知的好奇心を刺激されるのではないかと思います。 ovi や vivi の部分は、他のいくつかの重要な単語の要素にもなっていますが、この辞典は、それらをすぐに参照できるようになっています。
ところで最近、アメリカの幼稚園の先生が、 oviparous について教える 実践例 が出ているサイトを見つけました。概念だけでなく、 oviparous という単語そのものも教えています。
2008年5月11日
torquere
*
ラテン語 torquere の表です。 最初に、 torch (たいまつ … 古くは、綱や木の枝などを、ねじったり巻いたりして作った) から、 -tor (t)- の「ねじる, 巻く」のイメージを押さえれば、他の語も覚えやすくなると思います。
cadere 表1
*
ラテン語 cadere (落ちる, 死ぬ, 流れる, 起こる) の表です。 この中の decayed を、 decade と紛らわしいなと思ったことはありませんか。受験生を教えていた時に、自分の a decayed tooth を鏡で見ながら、「穴があいてる! デケイド (でかいぞ)! 腐った な...」とつぶやく人の漫画を描いたことがあるのですが、語呂合わせだけでは紛らわしさは解消されませんね。 decayed の方は、 decay という動詞の過去分詞でもあり、この動詞は、 de と cay に分解できて原義は「下に落ちる」、と確認すれば、記憶もだいぶ強化されると思います。 ca の「落ちる」というイメージが薄れないうちに、 cascade (滝) や casualty (死傷者) も覚えると効率的でしょう。
cadere 表2
*
ラテン語 cadere (落ちる, 起こる) の表2です。 accident 、 deciduous 、 incident などがあります。
awi- 表1
*
印欧語根 *awi- (鳥) の表です。 個人的な体験ですが、この表の中の inauspiciously という語を、夏目漱石の『倫敦消息』の中で初めて知りました。漱石は留学中の1901年にヴィクトリア女王の葬儀を目撃するのですが、その際、黒い手袋を購入した店の店員が、”The new century has opened rather inauspiciously ” と言ったというのです。店員は、「新世紀が始まった途端に女王様がなくなるなんて、なんだか縁起の悪いことです。」というほどの気持ちだったのかもしれません。しかし、当時のイギリスは、ボーア戦争の痛手が響き、長く誇っていた「光栄ある孤立」を保てなくなっていました。翌年には日英同盟が締結され、やがてロシア、フランスとの三国協商も成立し、ドイツ、オーストリア、イタリアの三国同盟を包囲する構造が出来上がります。まさに「不吉に」未曾有の戦乱の世紀が始まったといえるのです。
awi- 表2
*
印欧語根 *awi- (鳥) の表2は、ラテン語 ovum (卵) の表です。 「鳥」から「卵」への意味の発展は、「卵から生まれる, 卵を産む」が、鳥の著しい特徴だと考えられたからではないでしょうか。
awi- 表3
*
印欧語根 *awi- (鳥) の表3は、ゲルマン系の語の表です。 cockney と kidney 、 egg および egg を含む語があります。
ghe(n)d- 表1
*
印欧語根 *ghe(n)d- (捕える) の表1です。get および get を含む語を集めました。
ghe(n)d- 表2
*
表2は、ラテン語 prehendere (捕える) の表です。 最初に、 prehendere の註を読んで、「前にあるものをつかみ取る」という原義をイメージとしてつかんでください。
ghe(n)d- 表3
*
この表も、ラテン語 prehendere (捕える) の表です。 「エンタープライズ」 や 「サプライズ」 は、改めて語源を詮索する必要がないと感じるかもしれませんが、「プライズ」が「捕える」という意味であることを把握すれば、この表のほかの単語の意味を覚える時に役立ちます。先ずは、綴りにprise がある comprise や reprise から始めるのが良いと思います。
ghe(n)d- 表4
*
ラテン語 praeda (捕獲物, 略奪物) の表です。 predator (略奪者) や prey (略奪する) など、綴りに pre があり 「捕える」 という意味が共通する語を集めました。表2の appre hend (…を逮捕する) や compre hend (理解する=意味を捕える) も思い出すと、記憶の定着に効果がありそうです。註にも書きましたが、この pre は、 predict や prescribe の pre と同じで、「前」 を表します。「前にあるものに狙いをつけて捕える」ということですね。この表の中には osprey がありますが、その鋭い目は、正に語源どおりに「前」を見つめています。
oino- 表1
*
印欧語根 *oino- (ひとつ) の表1で、 alone 、 lone 、 once などがあります。
oino- 表2
*
印欧語根 *oino- (ひとつ) の表2で、 unanimous 、 union 、 unit などがあります。
wel- (1) 表1
*
印欧語根 *wel- (1) (願う, 意図する) の表1で、古英語 wel (良く) を語源とする語をまとめました。 well (1)、 wealth 、 welfare などがあります。
wel- (1) 表2
*
印欧語根 *wel- (1) (願う, 意図する) の表2で、古英語 willa (願望, 意志) を語源とする語をまとめました。 will (1)、 willing 、 welcome などがあります。
wel- (1) 表3
*
フランク語 *wala (良く) の表で、 gallop 、 wallop などがあります。
wel- (1) 表4
*
ラテン語 velle (意図する, 欲する) の表です。volition 、 volunteer 、 benevolent 、 malevolent などがあります。
nōmen- 表1
*
印欧語根 *nōmen- (名前) の最初は、古英語 nama (名前) の表です。この中の namesake は「同名の人や物」のことで、現在、この語を検索エンジンにかけると、大統領候補の Barack Hussein Obama が、日本の小浜市およびサダム・フセインと namesake であることについての記事がたくさん出てきます。
nōmen- 表2
*
ラテン語 nomen (名前) の表です。nominal 、 nominate 、 renown などがあります。
nōmen- 表3
*
ギリシャ語 onoma, onuma (名前, 語) の表です。この中の anonymous について、 unanimous に似ていて紛らわしいなと困惑した経験のある人が多いのではないでしょうか。語源がわかれば区別がつきますね。
poein
*
ギリシャ語 poein (創作する) の表で、 poem 、 poet 、 onomatopoeia などがあります。
pā- 表1
*
印欧語根 *pā- ( 食べ物を与える, 養う, 守る) の表です。最初はゲルマン系の語ですが、覚えやすさを考えて二つの表に分けてみました。fodder 、 foray 、 fur などがあります。
pā- 表2
*
表2には、 food 、 feed 、 foster などがあります。
pā- 表3
*
ラテン語 pascere (食物を与える, 放牧する) の表です。信者(迷える子羊)を導く牧師 は pastor ですが、この語の語源的意味は「羊飼い」、すなわち、「 pasture (牧草地) で羊を飼う人」です。
pā- 表4
*
ラテン語 panis の表です。この panis は、 「パン」 あるいは 「食事」 のことで、日本語の 「ごはん」 が 「炊いた米」 あるいは 「食事」 のことであるのと似ています。 companion の原義は 「一緒にパンを食べる人、食事を共にする人」で、「同じ釜の飯を食った仲間」という表現と通じるものがあるのも面白いところです。
spek- 表1
*
印欧語根 *spek- (見る) に由来する語のうち、ラテン語 specere (見る) を語源にする語を三つの表に整理しました。表1には、 specimen 、 spectacle 、 speculate などがあります。
spek- 表2
*
ラテン語 specere (見る) の表2です。 aspect から suspect まで、綴りに -spect を含む語を集めました。
spek- 表3
*
ラテン語 specere (見る) の表3です。 auspicious 、 despite 、 respite などがあります。
spek- 表4
*
ラテン語 specere (見る) から派生した species (見ること, 種類, 特有の質や形) の表です。 species 、 special 、 spice などがあります。
spek- 表5
*
ギリシャ語 skopein (見る) と skopos (見張る者, 見守る者; 標的, 目的) の表です。 scope 、bishop と、 綴りが -scope で終わる、いくつかの器械があります。この中の telescope は動詞としても使われますが、「望遠鏡」が、伸縮できるように入れ子式になっていることによるものです。例文をつけたので確認してください。
spek- 表6
*
印欧語根 *spek- (見る) の表6は、他の表に当てはまらない語を集めたものです。 spy 、despicable 、 skeptic などがあります。
2008年4月6日
wer- (1) 表1
*
印欧語根 *wer- (1) (to turn) の表1です。 backward や upward など、 綴りが -ward で終わる語を整理してあります。
wer- (1) 表2
*
印欧語根 *wer- (1) (to turn) の表2です。 version 、 versus 、 vortex などがあります。
wer- (1) 表3
*
表3は、77語もある大変大きなものですが、語源解説だけでなく、 anniversary 、 conversation 、 universe など、なじみのある語からもヒントを得るようにすれば、全て覚えられるでしょう。
wer- (1) 表4
*
ラテン語 vergere (向く, 傾く) を語源にする語の表です。 verge (2)、 converge 、 diverge などがあります。
wer- (1) 表5
*
ゲルマン系の語のうち、綴りが wr で始まる語を集めました。 wrath (2)、 wrestle 、 wrong などがあります。
wer- (1) 表6
*
ほかの表に入らない語を集めました。表に整理すると、 vermin (害獣, 害鳥, 害虫) と worm (ミミズやヒルなどの虫、寄生虫) が、「這い回る」という原義でつながっていることも一目瞭然ですね。
later-, latus
*
ラテン語 later-, latus (側面, 辺)の表です。 lateral 、 bilateral 、 unilateral などがあります。
habere 表1
*
ラテン語 habere は多義的な語で、「保つ」 「捕らえる」 「離さない」 「含む」 「保持する」「支配する」「押さえる」 「束縛する」などと共に、ここに挙げると英語の記憶が混乱しかねない 「発展的な意味」 もたくさんあります。英単語を覚えるために役立つ訳語として「保持する」と「押さえる」を選んでみましたが、いかがでしょうか。 表1には、 able 、 disable 、 enable などがあります。
habere 表2
*
ラテン語 habere (保持する) から派生した habitare (長く止まる, 住む) の表です。 habit 、 habitat 、 cohabit 、 inhabit などがあります。
habere 表3
*
表3には、 habere の 「保持する」 の意味とつながる exhibit と、 「押さえる」 の意味を引き継いでいる inhibit や prohibit があります。
malus
*
ラテン語 malus (悪い)の表で、malady 、 malice 、 dismal などがあります。
nutrire
*
nursery rhyme (童謡) の nursery と、 nurse (看護士) はどのように関係するのか、不思議に思ったことはありませんか。 nursery と nurse は、ラテン語 nutrire が語源ですが、この語には 「乳を与える」 「育てる」 「看護する」 の意味があったのです。
2008年3月16日
terminus
*
ラテン語 terminus (境界のしるし, 終わり)の表です。 term 、terminal 、determine 、exterminate などがあります。
lit(t)era
*
ラテン語 lit(t)era (文字)の表です。alliteration や obliteration になじみがなくても、語源解説を読めば覚えられるでしょう。letter や literacy などの同語源の語と見比べることも記憶の補強になります。
gen- 表1
*
印欧語根 *gen- (生む) に由来する語は大変多いのですが、覚えやすいように整理して10個の表に分けました。表1には、 gender 、 general 、 generic 、 generous などがあります。
gen- 表2
*
印欧語根 *gen- (生む) の表2です。 genius (天才) や engineer (エンジニア) はカタカナ語としても使うことが多く、語源説明は不要だと感じるかもしれませんが、言葉の歴史を知るという点で一度は頭に入れておくのも意義あることだと思います。benign (親切な, 良性の) や malignant (悪意のある, 悪性の) は語源説明抜きでは覚えにくいでしょう。
gen- 表3
*
表3には、 gentle 、 genteel 、 jaunty などがあります。
gen- 表4
*
germ (細菌)と germane (...と密接な関係がある)の関係は?
gen- 表5
*
カタカナ語にもなっていてなじみのあるnative を手がかりにすれば、 innate や pregnant も確実に記憶に残るでしょう。
gen- 表6
*
nation と、その関連語が整理されています。
gen- 表7
*
natural と、その関連語が整理されています。
gen- 表8
*
印欧語根 *gen- (生む) の表8で、ギリシャ系の語を集めてあります。「遺伝子」 「水素」 「酸素」 「窒素」 などがあります。
gen- 表9
*
残りの二つの表はゲルマン系の語の表です。表9には、「親族」や「部族」の意の古英語 cynn を語源とする語を集めました。
gen- 表10
*
kind (種類)、 kind (親切な)、kindergarten (幼稚園) などがあります。
2008年2月24日
stā- 表10
*
restore (...を修復する) と restaurant (レストラン)、語源は同じと言われたら興味がわきませんか。
stā- 表11
*
destination (目的地)と obstinate (頑固な)の共通する語源は、「固定する」という意味のラテン語で、遠くさかのぼれば、印欧語根 *stā- (立つ)に行き着くと考えられています。「立つ」は「立ち止まり動かない」ことでもあり、「固定する」イメージでつながりますね。
stā- 表12
*
印欧語根 *stā- の最後の表で、いわば「拾遺集」です。 stage 、armistice 、obstacle 、superstition などがあります。
gwher- 表1
*
印欧語根 *gwher- (熱する, 暖かい)の表です。 brand 、brandy 、burn 、warm などがあります。
gwher- 表2
*
「サーモスタット」の「サーモ」は、「熱」の意のギリシャ語に由来します。この「サーモ」に関連する語を集めた表で、thermometer (温度計)もここにあります。
pila
*
ラテン語の pila は 「柱」 「橋脚」 「突堤」 などの意味ですが、これらには「石などを積み上げたもの」という共通点があります。この表の中の語は、「積み上げる」をキーワードにすれば覚えやすいと思います。
per- (2) 表1
*
「価値」 「価格」 「報酬」 などの意味のラテン語の pretium に由来する語の表です。 praise 、price 、 prize 、appreciate などがあります。
per- (2) 表2
*
「通訳」と「ポルノ作家」の関係は?
2008年1月3日
stā- 表1
*
印欧語根 *stā- (立つ) に由来する英単語は大変多く、それらを羅列しただけでは全体像が見えにくく、覚えにくい と感じる人も多いと思います。語源や綴りを考慮して、グループ分けを工夫するとすっきりして攻略しやすくなります。表1には、古英語 standan (立つ) を語源とする語を集めました。
stā- 表2
*
表1以外のゲルマン系の語を集めてあります。すべてが、語源から直ちに意味が記憶出来るというわけではありませんが、覚える手がかりが何もないよりは良いと思います。
stā- 表3
*
ギリシャ語系の表です。static 、stoic 、system などがあります。
stā- 表4
*
ラテン語 stare (立つ) を語源とする語のうち、綴りに stan があるものを集めました。stance 、distance 、substance などがあります。
stā- 表5
*
ラテン語 stare (立つ) を語源とする語のうち、綴りに stat があるものを集めました。 station と stationery 、statue と statute など、綴りが似ているのは単なる偶然かなーと考えたことはありませんか。意味のつながりがわかると納得できて、覚えやすくなると思うのですが、いかがですか。
stā- 表6
*
ラテン語 statuere (立てる, 置く) は、接頭辞と結びついて新語を作る時には、綴りが stituere になります。この連結形を基にした英単語には、constitute 、institute 、prostitute 、 substitute などがあります。
stā- 表7
*
ラテン語系の語で、綴りに stab があるものを集めて整理してあります。 stable 、constable 、establish などがあります。
stā- 表8
*
ラテン語 sistere (立つ) を語源とする語を集めてあります。すべて、接頭辞と「立つ」を合わせて考えると覚えやすくなる語です。
stā- 表9
*
arrest 、contrast 、cost 、post なども、「立つ」という語源を押さえると覚えやすくなります。
2007年12月16日
socius
*
ラテン語 socius (仲間) の表です。social 、society 、associate などがあります。個人的な体験ですが、socialist という単語を初めて見たのは、高校生の時に日本語版と首っ引きで読んだ "Daddy Long Legs" です。改めて考えるのですが、今日の日本人が「社会主義者」という言葉を初めて知るのが、小中学生の時に読む 『足長おじさん』から、なんてことはないでしょうか。
sed- 表1
*
「座る」の意味の印欧語根 *sed- の表です。表1にはゲルマン系の語が集められていて、 saddle 、seat 、set 、sit などがあります。nest や soot も語源表の中に置くと覚えやすいと思います。
sed- 表2
*
ラテン語 sedere (座る, 沈む) の表です。sedate 、sediment 、subside などがあります。
sed- 表3
*
ラテン語 sedere の次の表です。assiduous 、dissident 、insidious などがあります。
sed- 表4
*
引き続き、ラテン語 sedere の表です。session 、assess 、possess などがあります。
sed- 表5
*
これも、ラテン語 sedere の表です。「大統領」「居住者」「補助金」などがあります。
esse 表1
*
「存在する」の意味のラテン語 esse の表です。表1には、absence 、presence 、present 、represent などがあります。
esse 表2
*
ラテン語 esse (存在する) の表の2です。essence や quintessence があります。
esse 表3
*
ラテン語 esse (存在する) の表の3です。interest や その関連語があります。
esse 表4
*
ラテン語 esse (存在する) の表の4です。 後期ラテン語 prode (有益な, 有利な) に由来する語があります。
2007年11月25日
pau- 表1
*
印欧語根 *pau- (少ない, 小さい) に由来する語の表です。表1は「少ない」に関連する語を集めたもので、「貧しい」もここにあります。
pau- 表2
*
ギリシャ語で「子供」を意味する paidos も、印欧語根 *pau- (小さい) に由来する語です。「百科事典」や「整形外科学」も「子供」に関連する語です。
pau- 表3
*
「動物の子」に関連する語の表です。「資金をプールする」という時の「プール」は、 poultry (家禽) と語源が同じです。
agein 表1
*
ギリシャ語 agein (連れて行く, 導く) に由来する語の表です。この中にある「デマゴーグ」の語源的意味は「民衆を導く者」です。古代ギリシャ以来、人類史は、民衆を扇動してとんでもないところに連れて行く政治家たちに翻弄されてきました。
agein 表2
*
「あごを出してますねー、アゴに、苦痛 が出てるんですねー」なんていう語呂合わせで覚えた agony がある表です。
dēmos
*
ギリシャ語 dēmos の主要な意味は「民衆」で、「デモクラシー」は「民衆の支配」という語源的意味を持ちます。「デマゴーグ」は「デモクラシー」の申し子です。
kratos
*
ギリシャ語 kratos (支配権) の表です。「民主政治」 「貴族政治」 「官僚政治」 「神権政治」などがあります。
theos
*
ギリシャ語 theos (神) の表です。「神学」 「無神論」 「一神教」 「多神教」と一緒に、「熱狂」もあります。
ar- 表1
*
印欧語根 *ar- (合わせる) に由来する語の表です。表1は「腕」に関連する語を集めたものです。
ar- 表2
*
「冠詞」 や 「関節炎」 もあります。
ar- 表3
*
「武器」や 「軍隊」 がありますが、 「休戦」や 「軍縮」 もあります。
ar- 表4
*
「芸術家」や 「職人」 には art (技術) があります。では 「大砲」と art の関係は?
ar- 表5
*
harmony の語源であるギリシャ語 harmonia は「つなぎ合わせること」という意味で、ここから 「調和」 の意味にもなりました。
magnus 表1
*
ラテン語 magnus (大きい) に由来する語の表です。「マグニチュード」や「マグナム」は日本語にもなっていますね。
magnus 表2
*
ラテン語 major (より大きい) に由来する語の表です。「メジャー」や「市長」があります。
magnus 表3
*
ラテン語 maximus (最大の) に由来する語の表です。
magnus 表4
*
ラテン語 magister (指揮者, 熟練者) に由来する語の表です。 maestro や master があります。
polis
*
ギリシャ語 polis (都市, 都市国家) の表です。「警察官」も「政治家」も「国際人」もいます。
premere 表1
*
ラテン語 premere (押す) に由来する語のうち、綴りに press がある語の表です。この中の express について、「表現する」という動詞の意味と、「特別な」や「急行の」という形容詞の意味がどのようにつながるのか不思議に思ったことはありませんか。なぞが解ける註があります。
premere 表2
*
ラテン語 premere (押す) に由来する語のうち、綴りに print がある語の表です。
gerbh- 表1
*
印欧語根 *gerbh- (引っかく) に由来する語の表です。表1の carve はカタカナ語として日本人にもなじみつつあるようですが、英語には curb や curve というよく似た語があります。語源表をうまく利用して、まずは carve (切り分ける, 彫る)の記憶を確実にしましょう。
gerbh- 表2
*
ギリシャ語 graphein (書く, 描く) の表です。 「グラフィティ」や「パラグラフ」があります。
gerbh- 表3
*
ギリシャ語 gramma (書かれたもの, 文字) の表です。「キログラム」や「プログラム」の 「グラム」はこのギリシャ語に由来します。
posse 表1
*
ラテン語 posse (...することができる, 能力がある) に由来する語の表です。表1には、 power とその関連語がまとめてあります。
posse 表2
*
ラテン語 posse (...することができる, 能力がある) の表の2です。potent と possible とその関連語がまとめてあります。
gratus 表1
*
「有り難い」「好ましい」「感謝している」などの意味を持つラテン語 gratus を語源とする単語の表です。イタリア語の grazie (thank you) もこのラテン語が語源です。
gratus 表2
*
grace と agree と、その関連語が整理されています。
sequi 表1
*
「従う」「続く」「追う」などの意味を持つラテン語 sequi の表です。 sequence と consequence 、 consequent と subsequent 、ややこしいと思ったことはありませんか。品詞別に整理して語源解説を合わせると、すっきりと頭に入ると思います。
sequi 表2
*
ラテン語 sequi の表2です。 sue 、suit 、ensue など、綴りに (-)su- がある語を集めてあります。
sequi 表3
*
ラテン語 sequi の表3です。execute 、persecute 、prosecute など、似ていて紛らわしい単語も、『新英語辞典』 方式 なら覚えやすいでしょう。
sequi 表4
*
ラテン語 sequi の表4です。 second の、「二番目」 「秒」 「ボクシングのセコンド」 という意味を不思議に思ったことはありませんか。この表で、語源的なつながりを理解できます。 ところで最近、目つぶし 、タマ打ち 、かつぎ投げ などの反則技を指示するセコンドが出現しました。「セコンド」の原義は、「追い風を送るように選手を助ける者」であるのに、追い風を送るどころか大逆風を呼び込むことになったのは、語源違反 の重罪といえるでしょう。
2007年10月28日
manus 表1
*
ラテン語 manus (手) に由来する語の表1です。 manage 、 manner 、 manual などがあります。
manus 表2
*
ラテン語 manus (手) に由来する語の表2です。 maintain 、 manifest 、 manuscript などがあります。
manus 表3
*
manus (手) と dare (与える) の合成語 mandare (委ねる, 命じる) の表です。
scribere
*
ラテン語 scribere (書く) の表です。「追伸」の意味で日本語の中でも使われる P.S. の S. はこの scribere (書く) が語源です。
dō- 表1
*
印欧語根 *dō- (与える) に由来する語の表です。「データ」や「デート」があります。
dō- 表2
*
ラテン語 reddere に由来する語の表です。 render は多義的な語ですが、「相応するものを返す」という語源の意味に立ち返ると大体納得できます。
dō- 表3
*
ラテン語 tradere に由来する語の表です。この語は字義的には「超えて与える」で、「世代を超えて与える」と「味方を超えて敵に与える」という意味を持ちました。 tradition (伝統) とtraitor (裏切り者) がこの表に同居しているのはこのためです。
dō- 表4
*
ラテン語 donare の表です。 この語の原義は「贈り物を与える」です。「ドナー」は「贈り物を与える人」が語源的な意味です。
dō- 表5
*
ギリシャ語 didonai (与える) の表です。 「逸話」や「解毒剤」があります。
2007年9月2日
men- (2) 表1
*
印欧語根 *men- (2) (突き出る) に由来する語を集めてあります。ラテン語 minari (脅す) を語源にする単語を整理したものが表1です。
men- (2) 表2
*
「突き出る」表、その2です。ほとんどの語の綴りに -minent があります。
men- (2) 表3
*
「突き出る」表、その3には、「山」や「登る」に関する語があります。
monos
*
「モノポリー」や「モノクロ」と「修道院」をつなぐのは、「一人だけの, 一つだけの」という意味の、ギリシャ語 monos です。
ten- 表1
*
「引き伸ばす, 引っ張る」という意味の 印欧語根 *ten- の表が六つ続きます。表1は同じ意味のラテン語 tendere を語源とするグループで、引っ張って 設営する「テント 」もここに含まれます。
ten- 表2
*
ラテン語 tener の表です。 tener は「柔らかい」という意味で、「引き伸ばされ、引っ張られたために柔らかくなった」 ということです。
ten- 表3
*
「引き伸ばされ、引っ張られた」ので「薄く」「細く」なりました。
ten- 表4
*
「テナント」や「テノール」があります。
ten- 表5
*
ラテン語 tenere の表です。 tenere の中心義は「保つ」で、これを押さえると覚えやすくなる単語が沢山あります。例えば contain 。「含む」という意味のほかに、感情を「抑制する」、山火事や暴動を「鎮圧する」という意味もありますが、語源の「保つ」に照らせば納得できます。
ten- 表6
*
「トーン」が「色」についても「音」についても使われるのは、ギリシャ語 tonos にまでさかのぼれます。「トニック」や「チューナー」もこの表にあります。
locus
*
ラテン語 locus (場所)、 locare (置く) の表です。 「機関車」や「中尉」もあります。
2007年8月12日
oikos
*
economic とeconomical を使い分けられるように、一覧表を使って記憶の整理をしましょう。
villa
*
villa と village の関係は?
nuntiāre
*
「知らせる」表です。「アナウンサー」を手がかりに語彙を増やせます。
aequus
*
「等しい」表です。この中の adequate は「十分な」や「適した」と訳されることが多いようです。しかし「十分な」は、有り余るほどではないが必要な量には達している という意味の「十分な」であり、「適した」は、まずまず満足できる程度には達している という意味の「適した」です。語源を理解すると、この含意も納得できると思います。
vōc-, vox 表1
*
voice を足がかりにして、vociferous や vowel も覚えましょう。
vōc-, vox 表2
*
「呼ぶ」表です。
bher- 表1
*
bear が「運ぶ」という意味と「産む」という意味を持っていることを不思議に思ったことはありませんか。謎解きのヒントがあります。
bher- 表2
*
「運ぶ」という意味のラテン語 ferre の表です。
bher- 表3
*
「運ぶ」という意味のギリシャ語 pherein の表です。
2007年7月14日
māter- 表1
*
mother の表です。
māter- 表2
*
「マタニティ」と「メトロポリス」の関係は?
māter- 表3
*
「マテリアル=物質」と「母」の関係は?
2007年7月1日
gradi
*
ほとんどが gress を綴りに含む語です。gress は「行く」という意味のラテン語gradī が語源。「共に (con) + 行く (gress)」、すなわち「会う」こと=「会合」が、congress (議会) 。それでは、料理のrecipeに出てくる ingredient (材料) がここにあるのはなぜでしょう。
gradus
*
規定の grade (成績) を取り、 degree (学位) を取得するのが graduate (卒業する)。共通する語源的な意味は「階段」です。「段階」を下に行く語も、上に行く語もあります。
2007年6月10日
pater- 表1
*
father と、father を含む語の表です。
pater- 表2
*
ラテン語 pater (父) に由来する語の表です。patron (後援者) の原義は「父のように守ってくれる人」。
pater- 表3
*
ギリシャ語 patēr (父) に由来する語の表です。
arkh- 表1
*
「最初」の表です。
arkh- 表2
*
「支配」の表です。 anarchy (無秩序) は「支配者がいないこと」、hierarchy (階級制度) は「神聖な支配」、archives (古文書) も元をたどれば「支配者たる長官の官邸」。
2007年5月27日
sek- 表1
*
「のこぎり」や「かま」があります。
sek- 表2
*
「切り分ける」表です。
gwei- 表2
*
revive (生き返る) や survive (生き延びる) と、「マムシ」の関係は?
gwei- 表3
*
「生命」に関わる表です。
2007年5月6日
caedere 表1
*
「セメント」や「はさみ」があります。
caedere 表2
*
神聖な通過儀礼なのか、野蛮な慣習か、論議の的の circumcision はこの表にあります。
dhghem- 表1
*
ラテン語 humus (大地) と homō (人間) は、同じ根から生まれたと考えられています。 先ずは humble (謙虚な、粗末な) や、humiliation (屈辱) などを確実に覚えましょう。
dhghem- 表2
*
human と、human を含む語を集めてあります。
2007年4月15日
deu- 表1
*
将棋好きな人は「ボナンザ」を知っているでしょう。「ボーナス」「ボンボン」など「良い」語の表です。
deu- 表2
*
「安心してください、良性の 腫瘍でした。」の benign は benefit (利益, 恩恵)と同源です。
deu- 表3
*
「美しい」表です。
deu- 表4
*
「力」があるから「ダイナマイト」。 dynasty (王朝) も「力」が語源。
steig- 表1
*
stitch には「わき腹痛」の意味もありますが、語源を考えると納得できます。名詞の stick (棒) と 動詞の stick (...を突き刺す) も合わせて覚えましょう。
steig- 表2
*
「エチケット」「チケット」「ステーキ」などの語源をわざわざ知る必要はないかもしれませんが、他のなじみの薄い同源語を覚えるために役立ってくれそうです。
steig- 表3
*
この表に整理してある語も、「突き刺す」イメージがあればより確実に覚えられます。例えば distinguish は「離す」と「突き刺す」から出来た語で、「区別する」の意味になります。 We had a tough time distinguishing between his fastball and his splitter. (速球とフォークを見極める のが大変だった.) というように使いますが、眼力を「突き刺して」それぞれの球種を「区別する」わけですね。
alere
*
「養う」と言う意味のラテン語に由来する語の表です。adult (成人) の語源的意味は「養われて成長した人」。ひとりでに「成人」にはならないんですね。
2007年3月25日
valēre 表1
*
「力がある」という意味でつながっている言葉の表です。
valēre 表2
*
日本語にもなっている「アンビヴァレント」の「ヴァレント」は、「力」とか「強さ」という意味。これを手がかりに他の言葉も少しづつ覚えましょう。
valēre 表3
*
「価値がある」表です。
vērus
*
「真実の」表です。
deik- 表3
*
「ちょっと困った立場 におりまして」という時にも使える predicament は、簡単な語源分解をしても意味を理解する役には立ちません。割合頻繁に見聞きする語なので丸暗記している人も多いでしょうが、綴りが似ている predicate を見たりすると混乱しませんか。慣れによって使っている言葉でも、語源を押さえておくと安心できる言葉はたくさんあります。
2007年3月11日
deik- 表1
*
ラテン語d īcere (言う) に由来する語の表で、dictionary もあります。
deik- 表2
*
indict や verdict など、裁判記事を読む時に欠かせない単語があります。
2007年2月25日
leuk- 表1
*
light と、light を含む語を集めてあります。
leuk- 表2
*
「イルミネーション」を手がかりに、「光」を語源とする語を覚えましょう。
leuk- 表3
*
illustrate には、「光を照らして、明瞭にする」という語源的な意味があります。これに照らせば、luster (光沢) も覚えやすいですね。
leuk- 表4
*
lucid が「わかりやすい」のは「明るい」から。「明るい」語を集めてあります。
via 表1
*
「トリビアの泉」によって日本語としても定着しつつある trivia があります。
via 表2
*
表1に続いて、conveyer や voyage など、「道」でつながる単語があります。
2007年1月21日
per- (1) 表3
*
porch (玄関) と port (港) には、「人や物を通すところ」という共通点があります。この「通すところ」を押さえれば、pore や porous も覚えられますね。
per- (1) 表4
*
「運ぶ」という意味のラテン語に由来する語が集められています。 portable 、export 、import 、transport などがあります。
2007年1月5日
īre 表1
*
この表の中では、obituary (死亡記事) が一番なじみのない言葉かもしれませんね。でも、circuit や exit と比べながら覚えれば忘れにくいはずです。実際の obituary も、新聞などで読んでみましょう。
īre 表2
*
issue は、exit (出口) と同源で、「外へ出る」という意味のつながりがあります。これを押さえれば、issue の様々な意味が納得されます。ambience や perish も、「行く」に注目して意味を覚えると記憶に残りやすいでしょう。
(s)ker- (2) 表1
*
「サークル」「サーカス」「サーチライト」など日本語にもなっている語があります。
(s)ker- (2) 表2
*
「王冠」は clown か crown か。この表で確かめましょう。
(s)ker- (2) 表3
*
「スケートリンク 」と「エンゲージリング 」は「輪」でつながっていたんですね。ボクシングの「リング 」は?
2006年12月17日
skipam
*
ship と equip は、語源的につながっています。「スキッパー」も仲間です。
wreg-
*
「劣化 した船が難破する 」という語呂合わせで覚えた wreck は、この表にあります。
leit- 表1
*
形容詞の lead や leading も覚えておくと便利です。
leit- 表2
*
野球は「ツーアウト満塁 ( two outs with the bases loaded ) から」と言う時の、 loaded もあります。
per- (1) 表1
*
ferry は「渡す」船、 ford は「渡れる」浅瀬。Oxford という地名は、雄牛を「渡す」浅瀬があったことから。
per- (1) 表2
*
fare と、fare を含む語を集めてあります。共通するのは「行く」という意味です。
先ずは、名詞 fare (運賃=行くための料金, 乗客=行く人) を確認し、そのあと、「行く」と関連させながら他の語を覚えましょう。
2006年11月26日
werg- 表1
*
work と、work を含む語を集めてあります。名詞 workings や 形容詞 working も覚えると便利です。
werg- 表3
*
表3には、boulevard 、playwright などがあります。
werg- 表4
*
allergy や energy があります。われらが日本の弱点をセンセーショナルに体現して見せた、という功績のある「ホリエモン」が一時期盛んに使っていた「シナジー」もこの表にあります。
werg- 表5
*
organ が「楽器」でもあり、人や動物の「器官」でもあるのは何故でしょう。
wers- 表1
*
war と、war を含む語を集めてあります。
wers- 表2
*
worse や worst が、名詞で形容詞で副詞でもあることを再確認しましょう。また、 worse に n を付けただけで、使いでのある便利な動詞になります。小さな表で
すが、私たちの提案する一覧表の効用 がお分かりいただけると思います。
eu- 表1
*
wane (月が欠ける, 力が弱まる) を忘れにくくしてくれるのは、 want です。
eu- 表2
*
「消える」は banish か vanish か。この表で先ずは vanish (消える)を覚えましょう。同じ語源の vain が暗記を助けてくれます。
eu- 表3
*
vacation を楽しめるのは、仕事が「無い = 空(から)である」から。 この「空である」に関連する単語の表です。
eu- 表4
*
引き続き、「空である」に関連する単語の表です。
eu- 表5
*
vast (広大な) と waste (荒地) は、元々は一つのラテン語でした。二重語の関係にあるこの二語の間に、 devastate (荒廃させる) を入れた表です。
2006年 9月24日
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